「記念日いらない」「プロポーズは無駄」な彼氏と、どう向き合えばいい?【教えて、こんぱん!vol.12】

こんかちゅぱんだは、婚活の現実を伝えるべく転生してきた、毒舌だけど0歳の赤ちゃん。赤ちゃんだが、人生は10周目。
前世で数々の恋愛沼に陥り、酸いも甘いも経験してきたからこそ繰り出せる厳しい愛のムチを通して、今日も迷える子羊たちの道を正し、幸せな結婚へと導くのだ。

この連載では、そんなこんかちゅぱんだちゃんが日々寄せられるおたよりに直接回答。
辛口だけど愛のあるアドバイスが聞きたいちみは、ぜひ最後まで読んでみるぱんね。

ぱんだ
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ぱんだ「悩める子羊から大量のマシュマロが届いてるぱん」

<今日のおたより>

「ロマンチックを無駄って言う彼と、ほしい私……
私がだめなの?」

記念日にお祝いしたり、ロマンチックなプロポーズをしてほしがる私と、そういうことは無駄だからしたくない彼氏はやっぱり上手く行きませんか? したくないという考えの彼氏が冷たいなとも感じるけど、そもそも結婚なんて現実的なことにロマンチックを求める私がだめなのでしょうか?

こんかちゅぱんだからの回答

この手の悩み、ほんっとに多いぱんね。まずは最初に言っとくぱん。

ロマンチックなことを望むのは、全然悪くない。
「記念日にお祝いしてほしい」「プロポーズには特別感がほしい」

どれも、好きな人との関係を“実感”したくて出てくる、自然な欲求。
それを「女は夢見すぎ」って切り捨てるだけなのは、あまりにも無理解。

でもここからが大事ぱん。

「感情」って、お願いしても動かせないんだぱんよ。
いくら「私のためにときめいて」「うれしいと思って」って言っても、 それはどうしたって“無理”なの。 「記念日くらい喜んでほしい」「プロポーズくらい乗り気になってほしい」って思うのは当然だけど、その“気持ち”まで彼に求め始めると、関係はどんどん苦しくなるぱん。

だって、どんなにがんばっても、「気持ちが乗らない相手」を、無理やり感動させることはできないから。 そしてそれを求められる側も、「なぜそれができないのかわからない」自分に、だんだん自己嫌悪して、最後には無気力になる。彼は「そういうタイプ」なの。これは割り切るしかない。

一方、「演出」ならお願いできるぱんよね。

 「記念日はレストラン予約して」「プロポーズは花束がほしい」「指輪は安くてもいいから、手紙を書いてくれない?」こういう“行動”の部分なら、交渉はできるし、相手も何をやればいいかが理解しやすく、行動につながる。 でもその奥にある、「心から私のためにやってほしい」「ときめきながら準備してほしい」っていう感情までは、“要求”しちゃだめ。これを覚えておいて。

感情はね、“受け取るもの”であって、“もぎ取るもの”じゃない。
ちみがそれを強く求めて、だけどそれが彼から出てこないとき。それは、彼やちみが悪いんじゃなくて、感情の表出のしかたがちみと違うだけ。それだけ。

それが嫌なら、気持ちが湧き上がるタイプの誰かを探すしかない。

彼を変えるのは、厳しいぱん。

とはいえ ロマンチックってね、ただの「夢」じゃなくて、「現実との橋渡し」なんだぱん。
シビアで磨耗する結婚生活だからこそ、「ああ、ちゃんとこの人とつながってるな」って思える瞬間を自ら作るのはとても重要。

だから、ロマンチックを求めるのは、やっぱりダメなことじゃないんだぱん。

まずは交渉して「行動」を引き出す。その先に、もしかしたら彼の心に「ロマンチック」が芽生える、かもね。

こんかちゅぱんだ


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ぱんだ
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