【弁護士が語る】好きでも別れるべき彼女・彼氏の特徴をぶっちゃけます。

大好きなパートナーを友達に紹介したり、エピソードを語ったりしたときに、こんな言葉を掛けられた経験はありませんか?

「どうしてその人が好きなの?」
「別れたほうがいいんじゃない?」

もしこうした経験があるなら、もしかしたら無意識のうちに、選んではいけない相手を交際相手に選んでしまっているのかもしれません。

そこで今回は、男女の離婚問題を数多く手掛けてきたフラクタル法律事務所の弁護士・田村先生と共に、「好きでも別れた方がいい男女の特徴」を五つのポイントに絞って解説します。


この記事を参考に、自分の選ぶ相手の傾向を見直すきっかけにしてみてください。もしこの記事の特徴に当てはまるような相手を選んでいるのだとしたら……あなたの「見る目」を鍛える必要があるかもしれません。

浮気相手に依存しちゃう男性

田村弁護士:浮気相手に依存する男性とは別れたほうがいいですね。少しきつい表現かもしれませんが、分かりやすく言うと「浮体」です。つまり、体だけの浮気なのか、気持ちのある浮気なのか、その違いが重要なんですよ。

うなぽよ:なるほど!

田村弁護士:実は、浮気相手に依存する男性って案外いるんです。問題なのは、奥さんとうまくいかなくなると浮気相手に依存し、浮気相手から「結婚してほしい」と迫られるとつらくなり、また奥さんの元に戻る、というパターンです。そのときどきで都合のいいほうを選ぶので、結果的に浮気相手も奥さんも傷つけてしまうんですよね。

勝倉:そんなフラフラしてる人、本当にいるんですか?

田村弁護士:いますよ! しかも厄介なのは、浮気しているのに自分を被害者だと思い込んでいるんです。

勝倉:えーっ!やばいですね。

田村弁護士:「俺、つらい……」みたいな感じで。その人の頭の中では「浮気せざるを得なかった」「自分も苦しんでいる」と自己正当化してるんですよ。でも、順序を守るべきですよね。ちゃんと離婚して責任を果たしてから次の相手に進む。次の女性に対しても身ぎれいにしてから向き合うべきです。
浮気自体が悪いことには変わりませんが、責任を取る姿勢があれば、最低限の理解は得られるかもしれません。でも、こういう男性と一緒に居続けると、奥さんは悩みから永遠に解放されないんです。だから、浮気相手にも奥さんにも依存する男性とは、早めに離婚したほうがダメージは少なくて済むと思います。

すぐに死ぬ・飛び降りると言う女性

田村弁護士:次に取り上げたいのは、特に女性に多いケースなんですが、責められたときにすぐに「死ぬ」「飛び降りる」と言う女性ですね。ただし、精神的な疾患が背景にあり、希死念慮(死を願う気持ち)で本当に死にたいと感じている方は全く別のケースです。この場合は、間違いなく医療の力が必要です。
ここで言いたいのは、「止めてくれるでしょ?」という前提で、さらに「あなたが私を許さないと、あなたのせいで死んだことになりますよ?」という加害意図を持っている人のことです。

ジョン:脅迫ですね……!

田村弁護士:そうなんです! こうした脅迫を使う女性、実はけっこういるんですよ。

勝倉:タチ悪いな。

田村弁護士:本当にタチ悪いですよね。例えば男性が暴力を振るったり、「殺すぞ」と脅した場合、すぐに警察や法律が介入してくれますよね。でも、この「私死にますよ? あなたのせいで死にますよ?」というパターンは、法的な介入が難しいのが現実なんです。
実際、「死んじゃう!」と言いながら、その後で何事もなかったかのようにマニキュアを塗っている人もいます。

ジョン:止めてもらえると思っているから、本気で死ぬ気はないですもんね。

田村弁護士:そのとおりです。これまで男女関係のこじれた事件をたくさん見てきましたが、男性がつらさに耐えきれず亡くなったケースは少なからずあります。一方で、女性が恋愛関係のもつれで亡くなったケースは、私はこれまで一度も見たことがありません。
男性の場合、社会的な圧力があって「死ぬ」と口にしたときが本当に最後の限界なんです。だから、そういった男性はしっかり守ってあげる必要がありますね。

先に手を出す男性

田村弁護士:次に分かりやすいのが暴力ですね。絶対に別れたほうがいいケースとして「先に手を出す男性」はアウトです。
誤解しないでほしいですが、暴力はもちろんダメです。ただ、例えば奥さんが旦那さんをボコボコにして、旦那さんが最後に突き飛ばしたり「いい加減にしろ!」とたたいてしまった場合、それでもやり直す余地があるならやり直しを考えることもできます。その場合でも、やったことを認めさせて次にすぐ離婚できるよう準備を整えたうえで「もう少しがんばろうか」という話に進むべきです。
でも、ちょっとした言い争いで男性が先に手を出す場合、その関係を続けるのは厳しいですね。

勝倉:やっぱり先に手を出すかどうかで全然違うんですね。

田村弁護士:全然違います。例えば、男性が暴力で相手をねじ伏せて言うことを聞かせようとする場合、これは「譲歩してうまくやろう」という気持ちより「支配して自分の言うことを聞かせよう」という意図が強いです。こんなに暴力がダメだと言われている時代にそれを止められない人とは、一緒に生活を続けるのは難しいですね。こういう人は治りませんし、一緒にいると自分が不幸になるだけです。

勝倉:治らないんだ?

田村弁護士:治らないですね。多くの女性は「この人と別れたら次がないんじゃないか」という不安でぎりぎりまで我慢してしまいます。

勝倉:めっちゃ多い!

田村弁護士:でも実際にはそんなことはありません。1回結婚できたということは、他の人とも結婚できる可能性が充分にあります。だから、次に進んだほうがいいと思いますよ。

夫をくさして自分より下にしようとする女性

田村弁護士:次はまた女性についてですが、ある意味では女性版のDVや暴力とも言えるケースです。それは、「夫のやることや社会的な立場をすべて否定して、自分より下にしようとする女性」ですね。

ジョン:マウンティングみたいなことですか?

田村弁護士:そうですね。それをすることでしか、自分の精神の安定を図れない方がいるんです。

うなぽよ:例えばどういう人が多いんですか?

田村弁護士:一例として挙げると、専業主婦の方とかですね。もちろん、専業主婦が悪いわけではありません。これは構造的な問題なんです。今の時代、多くの女性はそれなりの学歴があり、場合によってはしっかりとした職歴も持っています。一方で、結婚後に社会で承認される機会が減り、自分が社会から遠ざかったことで不満を抱える方もいます。
その結果、夫を見ると「この男のせいで自分はキャリアを失った」と感じるようになる。そして夫が職場や社会で「つらい」と言っているのを聞くと、「私が働いていたらもっとできたはず」「私があきらめたものを、お前は享受しているのに、それを苦いとかまずいとか言うな」と思うわけです。

うなぽよ:なるほどね……。

田村弁護士:こういった状況だと、うまくいかなくなることが多いです。男性は、社会的な地位や自分の役割を否定され続けると、家庭から逃げたくなります。少しの不満くらいなら耐えられるかもしれませんが、常にネガティブなことを言われ、それに反論すると「自分のアイデンティティが傷つけられた」と騒ぎ立てるような奥様だと、関係を維持するのは厳しいですね。

全く謝らない女性

田村弁護士:最後に挙げるのは、「全く謝らない女性」ですね。これはちょっと特殊なケースで、クラスでいちばんかわいい女性に多いパターンです。要するに、「かわいい」という理由だけで周りにそんたくされ続けてきた結果、「私は悪くないし、何か悲しいことがあったら周りがケアしてくれる」という前提で、物事を小手先で乗り切ってきた人たちです。
見た目がかわいいと、家庭では大切に育てられ、社会では男性に甘やかされ、厳しいことを言われる機会がほとんどないんですよね。そのまま家庭に入ると、他者と意見を擦り合わせる経験がないまま過ごしてしまうんです。

ジョン:擦り合わせの方法がわからないんですか?

田村弁護士:そうです、まさにそれです。例えば、食堂で「ハンバーグをください」と頼まれたのに、冷ややっこを出したら怒られるのが普通ですよね(笑)。でも、家庭ではそれが許されることも多い。それ自体は家庭の良さでもあるんですが、許され続けることで「責任を持つ」とか「説明する」という気持ちが育たないんです。それが当然だと思い始めて、「私と結婚したんだからそれくらい受け入れてよ」という態度になり、絶対に謝らなくなるんです。

勝倉:めっちゃ想像できる! なんかヤバい主婦みたいな感じですね。

田村弁護士:そうなんですよ。人との擦り合わせを経験せず、しかも中途半端にちやほやされてきた「クラス1の美女」くらいの人だと、こういう傾向が出やすいですね。

まとめ

五つの「好きでも別れたほうがいい男女の特徴」、いかがでしたか?
冷静に考えると、自分のパートナーに当てはまるかもしれないと気づいた方もいるのではないでしょうか。

美人でかわいい彼女や奥さん、ときには優しい彼氏や旦那さん。いくら大好きなパートナーでも、未来に幸せが見えない相手と一緒に居続けるのは、自分を不幸にしてしまう可能性があります。

この先何十年という長い人生を幸せに過ごすためには、ともに歩むパートナー選びがとても重要です。

結婚相談所ナレソメ予備校では、幸せな結婚生活を送るための「相手選び」から、しっかりとサポートさせていただきます。

「これ以上恋愛で傷つきたくない!」という方は、ぜひ一度、無料相談にお越しください。

ナレソメノート編集部