彼氏とのけんかを減らす方法|長続きするカップルの秘訣【教えて、こんぱん!vol.4】

こんかちゅぱんだは、婚活の現実を伝えるべく転生してきた、毒舌だけど0歳の赤ちゃん。赤ちゃんだが、人生は10周目。
前世で数々の恋愛沼に陥り、酸いも甘いも経験してきたからこそ繰り出せる厳しい愛のムチを通して、今日も迷える子羊たちの道を正し、幸せな結婚へと導くのだ。

この連載では、そんなこんかちゅぱんだちゃんが日々寄せられるおたよりに直接回答。
辛口だけど愛のあるアドバイスが聞きたいちみは、ぜひ最後まで読んでみるぱんね。

ぱんだ
ぱんだ

悩める子羊から大量のマシュマロが届いてるぱん。

<今日のおたより>

「3か月付き合ってる彼とけんかが多いです。
毎回同じ内容でけんかをしてます。
お互いの意見や考えのすり合わせ、2人の妥協点の見つけ方が分かりません」

<こんかちゅぱんだからの回答>

まず前提から間違ってる。
「お互いの意見や考えをすり合わせて、完全に納得して間を取る」なんて、不可能ぱん。
むしろ、それをやろうとするから、どの関係もうまくいかなくなるんだぱんよ。

3か月っていったら、ちょうど猛烈なドーパミンが切れ始めたときぱんね。
だからちょっと冷静になって、相手に許せないところが出てきた段階ぱん。

まず覚えておいてほしいのは、これは誰が相手でも起こる。
ここの乗り越え方を知ってないと、ちみは永遠に「誰と付き合っても相性が合わないな」と勘違いしてさまよい続けることになるぱん。

さて、人と長く付き合うために必要なのは、なにか。

あたちは、良い意味での「諦め」だと思うぱん。

「へえ、あんたはそうなんだ。あたちは違うけど」 っていうスタンスが持てるかどうか。
これができないと、何度恋愛しても、同棲しても、結婚しても、関係は続かないぱんよ。

少し前にXでバズってた「みそ汁にもやしを入れる嫁に嫌みをいう夫」の話、あれがまさにいい例。

夫:「みそ汁にもやし入れるとかありえん!」
嫁:「は? ありえないとか言われるとムカつくんだけど!」
夫:「俺の家庭では入れなかったし、普通は入れないでしょ! 入れるお前は貧乏くさい!」
嫁:「私のことを否定するってこと!?  もう作らない!!!」

……ね?  分かる? 
これ、外から見たら非常にどうでもいい、全く必要のない戦いでしょう?

ここでまともな夫婦だったら、
夫:「俺は入れないけど、ちみは入れるんだね。」
嫁:「そうそう、私は入れるの好きなんだよね〜。ちみも挑戦してみる?」
で終わる話なのに、
「俺の価値観とズレるちみはおかしい!」
「私はおかしくない!」
ってお互いが必死に証明しようとするから、話がこじれるぱん。

もやしなんかどうでもええがな。
みそ汁の具に「普通」なんてない。
あたちだったらアイスクリームを入れられても「へえ、そんなパターンあるんだ」と受け入れるね。

でも、こういう「どうでもいいことで揉めるカップル」って、めちゃくちゃ多いんだぱんよな。

不思議なのは、友達同士だと起こらないでしょう?
多分みそ汁の彼も、友達がみそ汁にもやしを入れていても「そうなんやー」で受け入れると思うのよ。

だけど自分の妻には怒り始めるってのは、けっきょく、恋人や夫婦関係になると、
「相手は俺(あたち)のものだから、自分と同じに決まってる」という押し付けが起こっているからなんだぱんよね。

だけどね、恋愛でも結婚でも、「価値観の違いは絶対に生まれる」し、「自分が正しいと思っていることを、相手が違うと思っている」ことなんて日常茶飯事。
そのたびに「どっちが正しいか?」なんて議論を始めたら、そりゃうまくいかなくなるぱん。

そう考えると、けっきょく「全てを一致させるのは無理だから、まるっと受け入れる」 ってことを覚えないと、長続きしないんだぱんよ。

「この人はこういう考えなんだな」って思えたら、無理に折り合いを付ける必要すらなくなる。
もやしみそ汁も「ほーん、あんたは入れない派なんだね。で?」で終わり。

あ、とはいえ、「なんでも受け入れろ」って話ではないぱんよ。

「どうでもいいことは流して、でも、絶対に譲れない『NO』は決めておく」
これが大事。

例えば、「浮気は絶対に許さない」とか「暴言はNG」とか、そういうラインはちゃんと持つ。
でも、「みそ汁にもやしを入れるかどうか」みたいな細かい価値観の違いには、いちいちメンヘラ起こさない。

相手に合わせること=負け じゃないことを覚えるのが大事。

「はいはい、そうなんですね〜」って流せることは流して、ストレスをためないほうが、結果的に関係もうまくいくんだぱん。

それに、そうやってお互いの価値観を「否定しない」関係を作ると、「自分が大切にされている」 って安心感が生まれるんだよね。

「あの人は自分を全否定してこない」って思えたら、何かを話すのも、頼るのも、意見を言うのも怖くなくなるぱん。

そして、それがけっきょく、恋愛や結婚を長続きさせる秘訣になる。

「みそ汁にもやしを入れるかどうか」

「その議論、嫌な雰囲気になってまでする必要あるかな?」って、常に考えてみて。
結婚生活って、そのレベルのどうでもいいことで、いちいち消耗しないスキルを身につけた人が、長く続けられるものなんだぱんよ。

こんかちゅぱんだ


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ぱんだ
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聞いてみたいことがあるちみは、「こんかちゅぱんだのマシュマロ」 までおたよりお待ちしてるぱんよ!


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