「ハイスペ男性」を定義する。vol.1男女が考える「ハイスペ男性」の年収・身長・学歴を徹底解説

恋愛を求めるとき、条件として思い浮かぶであろう“ハイスペックな人”。これまでの恋愛話の中で、一度は話題に上ったことがあるかもしれません。特に、“ハイスペックな男性”を略した『ハイスペ男性』という言葉は、女性が男性に求める条件を表す一つの表現として広がりつつあります。

しかし、世間の「ハイスペ男性」とは具体的にどんな基準を満たした男性なのでしょうか?

今回は「ハイスペ男性」の定義を暴くべくアンケート調査を実施。結果から見えてきた「ハイスペ男性」の正体をご紹介していきます。

調査概要

本調査では、18歳以上の男女685名を対象に「あなたが考えるハイスペ男性とは?」というテーマのもと、アンケート調査を実施。今回の調査では、ハイスペ男性の要素を「身長」「年収」「学歴」の3つに分解し、それぞれの項目についてハイスペ基準を回答していただきました。質問内容は以下の通りです。

  • あなたが考えるハイスペ男性の「年収」の最低ラインを教えてください。
    その「年収」の最低ラインを満たすのは、全男性の何%程度だと思いますか。
  • あなたが考えるハイスペ男性の「身長」の最低ラインを教えてください。
    その「身長」の最低ラインを満たすのは、全男性の何%程度だと思いますか。
  • あなたが考えるハイスペ男性の「学歴」の最低ラインを教えてください。
    その「学歴」の最低ラインを満たすのは、全男性の何%程度だと思いますか。
  • あなたが考えるハイスぺ男性の要素全てを満たすのは、全男性の何%程度だと思いますか。

なお、ハイスペの割合推定については「5%未満 」「5-10%未満」「10-20%未満」「20-30%未満」「30%以上」の5択で回答を依頼しました。

超貴重!?判明した「ハイスペ男性」の定義とは

今回の調査で得られた、世間のイメージするハイスペ男性像は以下の通りでした。

年収と身長は全回答から中央値を算出。年収は800万円以上、身長は175cm以上がハイスペ男性に必要な基準であることが判明しました。「令和5年 民間給与実態統計調査」によると、年収800万円超の男性は約17.1%です。男性の年収中央値が「400万円超500万円以下」であることから、ハイスペ男性に求められる基準の高さがわかります。さらに身長の基準も、年収の項目と同様に日本の平均以上の高さを求められる結果となりました。18歳〜49歳男性において、身長175cmは上位25%平成28年 国民健康・栄養調査)となっています。

年収・身長それぞれのハイスペ条件の出現率を掛け合わせると、実際のところ男性のうち約4.3%となります。もちろん、学歴条件を加えるとさらにそのパーセンテージは低下します。

学歴については「ハイスペ男性」として50%以上の回答率を得られた大学を抜粋。その中で、一番パーセンテージの低い大学を基準としました。その結果、早稲田大学、慶應大学、上智大学の学歴を持つ人がハイスペ男性の基準となっていることが明らかに。東京大学や京都大学は回答率が90%以上を超えており、ハイスペ男性の基準値を満たしていることになります。

「ハイスペ男性」の割合。理想と現実のギャップ

年収・身長のみを考慮しても、5%未満しか存在しないであろうハイスペ男性。では実際、「あなたが考えるハイスぺ男性の要素全てを満たすのは、全男性の何%程度だと思いますか?」に対して男女それぞれでどのような回答が得られたのでしょうか。

男女ともに半数以上の人が、ハイスペ条件を全て満たした男性がいるのは全男性の5%未満と答えています。一方で、ハイスペ条件を満たす男性の割合を「5%以上」と回答した割合は、女性が男性より約15%多いことがわかります。女性の方がハイスペ条件を満たす男性の割合への期待値の高さが現れました。

実際には5%未満と推定されるハイスペ男性ですが、20%以上の男性、40%近くの女性は実際より多く見積もっていることがわかりました。

本調査では、世間がイメージするハイスペ男性の定義を明らかにしました。この後、ハイスペ男性の3条件である「身長」「年収」「学歴」それぞれに焦点を当て、ハイスペ男性の定義をさらに解明していきます。

調査詳細

<調査タイトル>
結婚相手探しに関する意識調査
<調査方法>
インターネットによるアンケート調査
<調査期間>
2024年11月17日(日)〜2024年12月16日(月)
<調査対象>
全国の18歳以上の男女
<回収サンプル数>
685名