なぜ人は不倫するのか|永野芽郁と田中圭の不倫“疑惑”から、恋愛心理学者がズバリ考察!【バズ会議】

シャンプー、清涼飲料水、デビットカード……多岐に渡る、誰もが知る商品のCMに出演し、数々の映画やドラマで主演やヒロインを演じた清純派女優、N野⚪︎郁(25)。可憐な美貌やピュアなイメージで私たちの日々を彩ってきた彼女の笑顔に、ほっこりと癒されてきた人も多いだろう。

そんな彼女にまつわる、衝撃的なニュースが4月23日に日本中を騒がせた。

それは、俳優・T中圭(40)との不倫“疑惑”報道だ。

【文春オンラインの第一報】N野⚪︎郁(25)がT中圭(40)と二股不倫!〈2夜スクープ撮〉

これをはじめとしたいくつかのスクープ記事中では、既婚者で2児の父でもあるT中がN野の自宅を頻繁に訪れている様子や、仲良く手を繋いで密着してハロウィーンの写真を撮っている様子が報じられている。

さらにはN野がT中を自宅に招き入れる前日に、ある韓国人俳優と自宅で過ごしていたことまで言及され、その行動は「清純」「ピュア」な印象とかけ離れていたこともあり、SNSでは大いに議論が巻き起こった。

一方、T中といえば、不倫疑惑報道の“常連”。元女優の美人妻と2人の子宝に恵まれながらも、またも下半身の不祥事疑いで週刊誌にすっぱ抜かれた。

しかも今回は、15歳も年下の今をときめく女優との疑惑のため、一層衝撃的だ。

このような状況にもかかわらず、彼らは不倫の事実を否定している。

だが、周囲の目は厳しい。N野やT中が出演したCMは次々と各企業の公式HPから削除されており、N野に至っては2026年のNHK大河ドラマ『豊臣兄弟!』からは降板することが発表された。

N野⚪︎郁さん事務所「深くおわび」 NHK大河出演辞退で

そんな、彼らが様々な仕事を失っていくニュースを見るにつけ、私たちはある疑問に行き着いた。

そもそもなぜ、不倫をしてしまうのか。全てを失ってしまうにもかかわらず……。

しかも、顔も名前もプライベートの情報も世界中に知られており、世間からのイメージが何より大事な芸能人なら、より一層疑問なのだ。不倫報道1つで、全てを失うリスクがあるのだから。

なのに、芸能界での不倫のニュースはあとをたたない。さらに一般人にも、不倫をする人は少なからずいる。配偶者の不倫に泣き、裁判の覚悟を決める妻や夫の投稿は、SNSにあふれている。

一般人にとっても、芸能人にとっても、不倫とはそんなに魅力的なのだろうか? 不倫と縁遠い幸せな結婚生活を手に入れるため、私たちに打てる手はあるのだろうか

今回は、2人の大物芸能人の不倫疑惑報道をきっかけに、上のテーマで考察してみよう。

※画像はイメージです

今回の報道から考える、不倫論

yuzuka:さてやってまいりました。恒例企画、炎上会議……もとい「バズ会議」のお時間です。今回のバズ会議は、今までの中居正広氏や広末涼子さんの記事と比べて多くのゲストを呼んでいます。

皆さん、よろしくお願いします。

今回の会議に参加するのは以下の5名だ。彼らはみんな、結婚相談所・ナレソメ予備校で日々会員の幸せな結婚のために奮闘する、いわば「恋愛・結婚・婚活のプロ」。

恋愛心理学者・山崎は学術的な観点から、恋愛エッセイストのyuzukaモテコンサル勝倉、恋愛系YouTuberを長年経験してきたジョンや一貫して婚活業界に身を置いてきた社長のうなぽよらはそれぞれの経験、知見、今まで見てきた多くの事例から分析して議論していく。

左から、ナレソメ予備校の学年主任ジョンモテコンサル勝倉恋愛心理学者 山崎、恋愛エッセイストyuzuka、ナレソメ社長うなぽよ

yuzuka:さて、今回のテーマは「不倫」。取り上げるのは「人はなぜ不倫をしてしまうのか」という問題です。
発端となったN野さんとT中さんの件は、あくまでご本人たちが否定しているので“疑惑”ではありますが、芸能人に限らず、世の中には不倫という愚かな行為に走ってしまう人が一定数存在します。

キャリアや信用を大きく損なうリスクがあるにもかかわらず、なぜ人は不倫をするのか。今回はそのあたりを、皆さんと、そして恋愛心理学者の山崎さんとも一緒に考えていければと思います。

うなぽよ:よろしくお願いします。あ、ちなみに今日、勝倉(かっちゃん)は喉が完全に潰れております。面談しすぎて声が出ないらしいです(笑)

ジョン:その状態で進行はするんですね(笑)

勝倉:(無言でピース)

yuzuka:そして山崎さんは今回は画面越しでの参加、いわゆる“ひろゆきスタイル”でお届けします。

山崎:よろしくお願いします。

ジョン:ではまず、最近の不倫疑惑の件についておさらいから入りましょう。N野さんといえば、清潔感があって好印象な若手女優。そのお相手として名前が挙がったのが、人気俳優のT中さんでしたね。どちらも本人は交際を否定していますが。

うなぽよ:でも、ホテルや自宅で“同じ部屋に泊まった”となれば、たとえ何もなかったとしても、世間の感覚としてはもうアウト。不倫と受け止められても仕方がない。

yuzuka:実際、世間はそういった“言い訳”を許容しないですよね。たとえばIBJ系列の結婚相談所では、宿泊を伴う旅行に出かけた場合、それだけで「成婚」と見なされて退会扱いになります。不倫の文脈でも同じことが言える。
法的にも、“肉体関係の有無”が明確でなくとも「一緒に泊まった」という事実だけで、不貞行為とみなされるケースがある。それが、大人の世界の判断基準です。

しかも今回の報道、週刊誌側もかなり周到に動いていますよね。第1報ではハロウィン時の2ショットが寄りの写真で、「ただ一緒にいただけ」とも取れるものだった。でも、第2弾では引きの写真に切り替わっていて、よく見ると2人が手をつないでいたことがわかる、という構成になっている(笑)

つまり、「一線を越えたかどうか」はともかく、軽い気持ちで“遊んだ”つもりでも、誤解されれば人生が破壊されてしまうこともある。良くも悪くもそういう時代だということですね。

──このように、大物芸能人ともなれば徹底的に作戦立てて報道される。しかも、仮に不倫を認めてしまえばCMの違約金は億単位だとも想像できる。

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ちょっと考えれば、何が起きるかわかるだろう。なのになぜ、不倫をしてしまったのか?

次の章で、恋愛心理学者・山崎の知見を聞いてみよう。

不倫しがちな男女の傾向について

yuzuka:今回、改めて思ったんですけど……芸能人って一般人に比べても、「不倫」という行為はより重い決断になるはずですよね。 報道は避けられないし、仕事や立場を失うリスクも高い。それでも不倫に走ってしまうのはなぜなのか。そもそも今回のことに限らず、人間はなぜ全てが無くなるリスクを背負いながら理性を失って一時的な「恋愛」に突き進んでしまうのか。山崎さんはどうお考えでしょう?

山崎:そうですね。まず前提として、理性で自分をコントロールできる人は、そもそも不倫には至らないと思います。 そのうえで、ナレソメ総研で独自に調査したデータをご紹介します。

というのも、「なぜ不倫をしたのか?」という問いを男女別に集計したところ、興味深い傾向が見えてきたんですよ。 男性に関しては非常にシンプルで、「性欲が強い人」が不倫に走りやすいという傾向が顕著です。想像通りですね。

一方で、女性の方は、「流されやすい人」が多く該当する結果となりました。 具体的に言うと、女性の回答に多く見られたのが、「相手に求められたから断れなかった」という理由です。

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うなぽよ:めっちゃ“他責”やん!(笑)

山崎:ええ。つまり、自分の意思というよりも、「そういうチャンスがあったからやってしまった」という説明の仕方なんですね。 求められたときにNOと言わず、そのまま流れに乗ってしまうというのが、女性側の認識。

──さて、ここからはN野さんも「求められたから断らなかった」「流されてしまった」のだろうと仮定して、話を進めてみたい。 N野クラスの女優であれば、日常的に多くのアプローチを受けていることは想像に難くない。

yuzuka:まあ、N野さんに関しては、日常的にかなり多くの男性から言い寄られているはずですよね。
もし、気になる相手が現れるたびに「そういうチャンスがあったからつい……」で関係を持っていたとしたら、結果として相当な人数になってしまう可能性はあります。

ジョン:たしかに、今回報道に出たT中さんだけでなく、以前には韓国人俳優との噂もありましたよね。つまり、相手が1人とは限らない。

yuzuka:不倫を意図的に狙っていたというよりは、たくさんのアプローチの中から気軽に応じていたら、たまたまその中に既婚者が混ざっていた、という可能性も十分あると思います。 それにT中さんは、元々破天荒な性格で知られていますし、「さすがにN野さんは無理だろ」と思いながらも、「まあ一応行ってみたら、行けちゃった」というノリだったんじゃないかと。

私自身、N野さんの舞台挨拶などを何度か見てきましたが、彼女はとにかく男性との距離が近い。たとえば、さりげなく相手の腕に触れるといったボディタッチも自然に取り入れていて。そういった態度が印象的でした。

うなぽよ:あざとい……(笑)

yuzuka:あれだけ可愛くて、しかもあの距離感。男性側がその気になってしまうのも、ある意味仕方がないですよね。 ただ、今回はその相手が“既婚者”だった。それによって、事態がより深刻化してしまったのだと思います。

ジョン:彼女、まだ25歳ですもんね。年齢的にも、恋愛や異性との関係に気持ちが動きやすい時期ではあると思います。

yuzuka:そう。人生の中でもまだ「楽しいこと」に惹かれる年齢だし、判断力よりも感情が先行してしまうことは十分あり得る。
もちろん、不倫は絶対にダメなことです。でも、多少なりとも「しょうがなかったのかもしれない」と思わせる一面もある。“流されやすい清楚系女優”と、“性欲が強く不倫歴のあるイケメン俳優”。そう考えれば、ある意味これは「必然だった」とも言えるのかもしれません。

あとね、正直な話をすると、男性ってN野さんに“ワンチャンありそう”と思ったら、誰だって行っちゃうんじゃないかな? そう考えると、T中さんだけを責めるのは少し酷かもしれませんね。

なぜわざわざ、20代女子が40代の男に行ったのか?

yuzuka:ところで私個人としては、N野さんがこういう報道に出るのは正直かなり意外だったんですよね。 でもT中さんについては、お酒絡みのトラブルも以前に報じられていましたし、言ってしまえば「イメージ通り」だった部分があります。

ジョン:T中さんは、もともとちょっと破天荒なイメージがあるよね。

yuzuka:そうなんです。もっと率直に言えば、「なぜN野さんがT中さんを選んだのか?」という疑問もあります。 だって、年齢差は15歳。T中さんはもう40歳です。普通に考えたら、恋愛対象として選ぶにはかなりの年の差ですよね。N野さんだったらもっと若くて独身のイケメン、いくらでもいけるでしょって。ただ、こういう女性って多い気がしてて。「え?なぜあえてそんなオジに?」ってケース。

山崎:これはね、「ドーパミン」が強く関係しています。 今回のような年齢差の大きい不倫は、「普通ではない組み合わせ」によって、脳内で強い刺激が生まれ、それすらもドーパミンの分泌につながっている可能性があるんです。

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山崎:たとえば、同世代との関係であれば感覚も近く、価値観も似ていて“落ち着いた関係”になりやすい。刺激はどうしても少なくなります。

一方で、年の離れた相手というのは、自分と全てが違う。見ている景色、過ごしてきた時間、考え方までも異なる。だからこそ、そこに強い「非日常性」が生まれ、脳がより強く反応するんです。

さらに、「こんなに年の差まであるなんて、人には言えない関係だ」と感じることで、隠された背徳感やスリルが加わり、ドーパミンの分泌はさらに促進されます。

yuzuka:なるほど。山崎さん、以前のバズ会議でもおっしゃってましたよね。芸能人って日常的に刺激の強い環境にいる分、ちょっとやそっとのことでは満足できなくなってしまうって。

そういう人たちにとって、結婚という制度が一応の“ストッパー”になるわけですけど、それを支える配偶者がうまく機能していなかったり、そもそも1人でいる時間が長かったりすると、ストッパーがないまま突き進んでしまう。そして最悪の場合、不倫で全てを失ったり、薬物などさらに過激な方向に依存してしまう。

そう考えると、芸能界の最前線という強烈な環境にいるN野さんが、普通の恋愛では物足りなくなってしまい、年上の既婚男性との不倫に向かったのも、「もっと強い刺激を」「もっとドーパミンを」と無意識に求めてしまった結果だったのかもしれませんね。

ドーパミン中毒についての引用(広末涼子はどうしてああなってしまったのか

勝倉:確かに、ああいう女性って多いよね。ドーパミンにおかされて、明らかに間違っているとしか思えない狂った判断を平気でする人。ああいう人たちって、「絶対そっちじゃないでしょ」って方に進んじゃう。どうしてああなっちゃうのかな?

山崎:おそらく、麻薬みたいなものだと思います。そこに合理性なんてないし、ロジカルな思考もない。いわゆる「脳みそを通っていない感じ」。この刺激は、他に代えがきかないんですよ。
ドーパミンも同じで、頭を通らずに一時的な幸せでいっぱいに満たして、無茶な意思決定させるような側面があるんだと思います。じゃないと、説明がつかない。
ただ、それを本人が望んでいるという側面もあるから難しいんですよね。

yuzuka:と、いいますと?

山崎:結局、「頭を通す」ってことをやると、手放しで浮かれたり興奮したりできる状態を失うことになるんです。我々は「頭を使えばいいのに」って思いますけど、それをやると本人たちが求める刺激から遠ざかっちゃうわけで。だから本人たちからしたらむしろ、「頭を通したくない」と思った結果の行動なんです。

──より刺激的な経験を求めて、不倫、さらに年の差のある異性に走る……。芸能人は、ドーパミンに飢えて不倫に手を出してしまうのだろうか。

今度は、その現象を逆説的な視点で見ていこう。「地位や権力、実力があるからそれに飽きて刺激を求めて不倫をする」ではなく、「元々不倫したいタイプの人が権力を持ってしまうのでは?」という見方だ。

「成功している人」=「不倫したがるタイプの人」?

ジョン:僕、気づいてしまったんですけど…もしかしてこれって、「せっかく手に入れた成功を不倫で失う」っていう構造じゃなくて、そもそも「不倫したがるタイプの人」が権力や地位を持ってしまうという話なんじゃないでしょうか。

 いわゆる“英雄色を好む”じゃないですけど、モテたいし、不倫もしたい。つまりテストステロンが強い“オス中のオス”が、仕事でも異性関係でも上に立ってしまう。そして最終的に、自然と不倫にも至る。山崎さん、どう思いますか?

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山崎:おっしゃる通り、実はそういう側面は十分にあると思います。
というのも、「強い人」がさらなる強さや高揚感を求め続けると、必然的に“非日常的なシチュエーション”に身を置くようになるんですよね。

たとえば、雇われの会社員として働くのではなく、自分で会社を興したり、芸能界という特殊な世界に入ったり──。 そういった空間に身を置くだけで、既にある種の“特別感”が得られていて、そこで脳内ではドーパミンが出ているわけです。行動の主軸に、ドーパミンも関わっているわけです。

それと同様に、不倫や略奪愛、年の差恋愛、三角関係……そうした「特別」な関係性にも、やはりドーパミンが強く関与している。 つまり、成功した“強い”人間がさらに特別な体験を通して「ドーパミン」を得ることを求めて行動した結果として、不倫という行動が選ばれることは十分にあるというわけです。

yuzuka:たしかに。芸能人や経営者って、「モテたい」とか「注目されたい」という動機から努力して、その地位まで上り詰める人って意外と多いですよね。 正直言えば、そんなタイプの人間にそこまで上り詰めてから突然「誠実でいてください」っていうのは、結構酷な話だなと思うこともある。

もちろん、「不倫するならそもそも結婚するなよ」って話もわかります。でも、モテちゃうし、本人の原動力が“チヤホヤされたい”だったりするなら、「絶世の美女」を嫁にしたいし、だけどやっぱり嫁以外にもチヤホヤされたいわけで。それが叶ってしまう環境なら、人間は欲望の方が勝ってしまうんじゃないですかね。 先ほども言いましたけど、40歳でN野からアプローチが来たら、行かない方が少数派じゃないですか。

うなぽよ:(真顔で)……行きますね。ダメですけど。

一同:(笑)

勝倉:(小声で)ていうか、そもそも芸能人に何を求めてるんですかね。芸能ってある意味“水商売”に近いじゃないですか。 そこに、大企業のコンプライアンスばりの清廉潔白さを求めるのは、さすがに理想を詰め込みすぎだと思うんですよ。芸能界とクリーンさなんて、本来は両立しないんじゃないかと。

yuzuka:それは確かに勝倉さんの言うとおりですね。 芸能人に限らず、一般人でも同じようなことはありますよね。周囲から「その人と結婚して大丈夫? 絶対不倫しない?」って思われるような人と結婚して、案の定不倫されて「こんなはずじゃなかった」と泣いている人とか。

不倫する人が悪いのは大前提として、でも“わかっていながら選んだ”側にも、ある程度の認識が必要なんじゃないかと。 「そりゃそうなるよね」と思われるような相手を選んでおいて、後で「信じてたのに」っていうのは、ちょっと順番が違う気もする。あ、もちろん今回の件はT中さんが悪いですけどね。

……と、ここまで話してふと思ったんですが、こうやって1度不倫をした人って、その後どうなんでしょう? 1度痛い目を見れば、もうやらなくなるものなんですか?

山崎:いや、それは残念ながら……なりませんね。 恋愛心理学的には、不倫に走った人の多くは「次はやめよう」とは思わないんです。「次はうまくやろう」と考えるようになるんですよ。

一度経験すると、「やり方」がわかってしまう。だから次はもっとバレにくく、より効率的に……という方向に向かってしまう。 だから、一度不倫された側が「次はもう大丈夫」と考えてしまうのは、少々楽観的すぎると思います。
もし再構築をするなら、「もう治らない」という前提で付き合い方を見直す必要がある。それが現実的な判断ですね。

──つまり、「仕事で成功したのに不倫してしまう」のではなく、「もともと不倫に走りやすい気質を持つ人物が、そのエネルギーで成功も掴みにいく」という構造があるのかもしれない。
そして彼らが一度「不倫」という選択肢に手を伸ばしてしまった場合、残念ながらそこから自らを律する可能性は極めて低い。そんな、世知辛い現実が浮かび上がってくる。

しかもこの話は、何も芸能界に限ったことではない。
実際、私たち一般人の周囲にも、同様の“危うさ”を抱えた人物は少なからず存在している。

次の章では、この「不倫に走りやすい気質」を持った人を、恋愛や婚活の現場でどう見抜くか。より現実的な視点から、その見分け方を探っていく。

一般人の不倫についても考える。

うなぽよ:ところでさ、芸能界に限らず、もっと身近なところにも不倫してる人って、けっこういるよね? たとえば、大企業なんかは特に社内不倫が多いイメージあるんだけど……どうですか、かっちゃん。独立する前は、実際に社内不倫してた人っていました?

勝倉:(無言で両手を大きく広げて「いっぱいいた」の意)

yuzuka病棟で働いている時も結構噂が多かった

ジョン:そんなにいるもんなんだ!(笑)

不倫しやすい人は交際人数が⚪︎人以上の人

ジョン:山崎さん、芸能界はまあ、ああいう“世界”として受け止めるとして、我々一般人の間ではどうなんですか? 不倫しやすい職業とか、スペック的な傾向ってあるんでしょうか?

山崎:ええ、あります。一般人における「不倫しやすい傾向」は主に2点ありますね。 まず1つ目は、イメージ通りかもしれませんが、「恋愛経験が多い人」です。

ジョン:へえ! 女性も含まれるんですか?

山崎:はい、そこがポイントです。これはナレソメ総研で集めた独自のデータなんですが、男性も女性も同じ傾向が見られたんです。 たとえば、結婚前の交際人数が3〜4人程度の男性は、不倫率が非常に低い。具体的には、たったの4%程度しか不倫していないという結果が出ています。

ちなみに男性全体での平均不倫率は15〜20%程度ですから、非常に差がありますよね。

うなぽよ:えっ!? 待って!? そもそも不倫している人ってそんなに多いの!?

山崎女性も平均では15%前後が不倫を経験しています。実はここに、男女差はほとんどありません。

うなぽよ:ええ〜〜〜! みんなやっちゃってるじゃん!

それにしても、交際人数がそんなに関係あるんだね……。

山崎:はい。もっと言えば交際人数が7人を超えてくると、男女ともに不倫率が跳ね上がります。 具体的に言えば、男性は交際人数が7人以上になると…40%が不倫経験ありというデータもあります。

一同:えぇぇぇぇ!!

yuzuka:もうダメじゃん! 7人以上付き合ったら、統計的にアウトじゃん!

うなぽよ:ねえジョン、関係ないんだけど…ちなみに今まで何人と付き合った?

ジョン:……7人。

一同:(爆笑)

ジョン:ちょっと! それは恣意的すぎるでしょ! しかも7人目は今の妻ですよ!? 僕は大丈夫です!!

山崎:(静かに)……やってますね。

ジョン:いやいや! でも逆に言えば、7人超えても60%はやってないってことですからね!?僕はそちらに入ってます!信じて!

山崎:……話を戻すと、女性も交際人数が7人を超えると、不倫経験率は約28.7%に上がります。

うなぽよ:なるほど。男性の方が基本的には高いけど、女性でも約30%ってことですよね。 しかもこれ、浮気じゃなくて“不倫”のデータですよね? 既婚者に聞いてるんだから。

山崎:そうです。だからこそ、ちょっと衝撃的ですよね。ただ、この「7人以上」っていうのは、あくまで“以上”なので、実際にはかなり恋愛経験が豊富な層なんです。参考までに言うと、日本人男性の交際人数の中央値は3人程度。それに比べて倍以上の恋愛経験となると、そもそもその層が少数派、というのはあります。

うなぽよ:なるほどね。結局シンプルな話で、恋愛経験が少ない人の方が、浮気や不倫に走りにくいってことなんだよね。 だって、4%だった不倫率が、40%になるわけでしょ。そう考えたら、結婚相手として安定してるのは明らかに前者だよね。

でも女子ってさ……遊び慣れてる男に惹かれがちだよね……。リードしてくれるとか、ときめくとか言ってさ。恋愛では重宝されるけど、それで結婚したら10倍の確率で不倫されるって、割に合わないよね。

yuzuka:「私の周り、浮気する男しかいない」って言ってる人、けっこういるけど…。 それって結局、自分たちがそういう恋愛経験豊富で「チャラい」男を選んで、その人たちを好んで周りに置いてるだけなんだなってのも思いましたね。全体で見れば、不倫しない人の方が圧倒的に多いわけで。だからやっぱり、相手の“選び方”も、“出会う場所”も、めちゃくちゃ重要なんだと思う。

芸能人みたいな人を理想にして、そこばかり狙ってたら……それはもう、しょうがないというか。……にしても、40%って数字はやっぱりインパクトあるよね。選び方を間違えたら、統計的に4割の確率で不倫されると思うと、さすがに慎重にならないといけないですね。

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不倫しやすい人は〇〇に住んでいる

山崎:ところで……実は、不倫しやすい人の特徴はもう1つあるんです。ここで興味深いデータをご紹介させてください。

既婚女性で不倫経験のある人に、「不倫のきっかけは自分から誘ったのか、相手から誘われたのか」というアンケートを実施したところ……関東圏に住む女性は「相手から誘われた」と答えた割合が46.3%と、他の地域より10〜20ポイントも高かったんです。

つまり関東の女性は、他地域に比べてかなり“誘惑される機会”が多い。 同時に言えば、関東の男性は“誘う側”としての行動率が非常に高いということになります。

ということで──不倫しやすい人の特徴、2つ目は「関東在住であること」です。

yuzuka:ああ〜……それは妙に納得。

ジョン:なんとなくイメージ湧きますよね。

うなぽよ:ちなみに“関東”じゃない。“東京”ですよ、多分。

ジョン:(笑)茨城とか栃木は含まれない?

うなぽよ:含まれません。北関東は田舎ですから(笑)。不倫も浮気も、だいたい東京に集中してると思いますよ。

yuzuka:それも……23区ですね。

うなぽよ:そうそう。都市部であればあるほど、不倫も浮気も多くなる。青梅市よりも断然港区ですよ。

yuzuka:青梅は平和ですから。

ジョン:でも確かに、これまでの議論とも一致しますよね。刺激を求める人、強い欲望を持つ人が集まりやすい場所。 つまり東京の中心地に、そういう“仕掛け”が詰まってる。

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山崎:そうなんです。結局、一般人であっても「東京で恋愛的にモテている男性」と結婚しようとしている女性は、一定のリスクを抱えていると見ていいと思います。

勝倉:うちのポメ(夫)も言ってた。もし結婚相手が私じゃなくて、もっと弱い女だったら浮気してたと思うって。東京のモテ男はダメ。結婚までのハードルも高いし、結婚した後も安心できない

ジョン:ほんと、“勝ち筋”が狭いってやつですね。勝っても地獄が待ってるかもしれない。

yuzuka: モテ男をようやく捕まえたとして、「その半分近くは不倫しますけど、それでもいいですか?」って、ちゃんと自分に問いかけた方がいいと思う。

勝倉:それに……7本以上のモテ男のUSBを挿すと、女はO3に感染するからね。(7名以上のモテる男性と関係を持つと、とたんに女性は結婚から遠ざかってしまうという意)

yuzuka:恋愛経験が豊富すぎるモテ男と何人も関係を持ってしまうと、こっちまで結婚から遠ざかっていくっていう、いわば“恋愛感染症”みたいなもんなんですよね。

勝倉:それはね、男も同じなんだよ。7人以上にUSB挿れてたら“逆感染”する。 結果的に、結婚向きじゃなくなるの。男も女も、7人以上と付き合うと前頭葉が破壊されるから、まともな判断ができなくなってくる……。

yuzuka:ひぃ……。読んでいる人でなんのことか分からない人は、こちらの動画を見て予防に努めてください……。

──男女ともに誘惑の多い関東圏、特に東京の都市部に暮らし、過去の恋愛経験も豊富。
そんな「モテ男」や「モテ女」は、不倫のリスクが10倍にも跳ね上がる──という、にわかには信じがたいような現実。

では、そんな衝撃的なデータを前にして、私たちは一体どうすればいいのだろうか?

「不倫の“ふ”の字もない」穏やかで誠実な結婚生活を手に入れるためには──
どんな人と結婚すべきで、その“結婚向きの人”は、一体どこにいるのか?

次章では、迷える現代人が陥りがちな「相手選びの罠」と、婚活市場における“本当に誠実な人”の見つけ方について、より具体的に掘り下げていく。

ところで、結婚相談所にいるモテ男は?

結婚相談所・ナレソメ予備校にもモテる男性は多い。東京在住で、仕事もエリート。若くて顔もいいという男性会員が増えてきているが、果たして彼らはどうなのだろうか。

それについて山崎に尋ねると、こう答えてくれた。

山崎:……この件について、僕は「浮気率が40%もある」というよりも、「不倫がデメリットになっていない構造の人がいる」というのが本質だと思っています。たとえば、マッチングアプリなどでモテる男性って、女性側からどんどんアプローチされて、いわば“丸め込まれる”ように結婚するケースが多いですよね。

でも当の男性は、「まだ遊べたはずなのに、強引に結婚に持ち込まれた」と感じていることが少なくないんです。 つまり、結婚に対する規範意識もコミットメントも低いまま結婚してしまっている。それが不倫の温床になるわけです。

yuzuka:なるほど。つまり、本人にとっては受け身での結婚だから、不倫しても「失うもの」という実感が薄いんですね。

山崎:まさにそれです。
一方で、自分でしっかり選んで、時間もお金もかけて努力して結婚した人にとっては、結婚が壊れること自体が大きな損失になる。だからこそ、不倫に対する抑止力が強く働く。
でも、「自分はまだまだ遊べたのに」くらいに考えている人であれば、そりゃあ誘惑があれば不倫に走りますよ、という話です。

うなぽよ:結論はそこですよね。「結婚にちゃんと向き合って、主体的に選んだ人と結婚するべき」っていう。 そういう人を選べば、少なくとも“遊ばれるリスク”は大きく減る。

yuzuka:そう考えると、世の中には「モテ男を落とす方法」「彼に結婚を決意させるテクニック」みたいな情報があふれてるけど、あんなの読まなくていいんですよ。だって、そもそも結婚向いてない人を無理やり捕まえても、不倫される確率が高いだけだから。

うなぽよ:そうそう。そういう“本質的に向いてない人”を無理に狩るんじゃなくて、ちゃんと結婚に積極的で、時間もお金もかけて覚悟を持っている男性を選ぶべきなんだよ。 それって、結局いちばん安全なのが結婚相談所だったりする、と今回の騒動であらためて思いましたね。

まとめ

──ここまで、芸能人の不倫報道をきっかけに、
・なぜ人は不倫に走るのか
・一般人にも共通する不倫の傾向
・どんな人を選び、どう結婚すべきか

というテーマまで踏み込んで考察してきた。

そこで浮かび上がってきたのは、やはり「相手選びの重要性」だ。

刺激に溢れた世界で相手を選べば、不倫のリスクも上がる。 恋愛経験が極端に多く、受け身で結婚した人を選べば、それもまた不倫のリスクを高める。“どんな人を選び、どこで出会い、どう向き合うか”
穏やかで誠実な結婚を望むならこそ、今回の不倫騒動を、ただのゴシップで終わらせず「自分ごと」として考えてみてほしい。

ナレソメノート編集部