「彼を好きかわからない」と感じたら|気持ちを確かめるチェックリスト&対処法

友達だと思っていた異性に突然告白された
ずっと付き合っていた彼への気持ちがわからなくなった
決して「嫌い」というわけではない。むしろ、とても良い人だし、一緒にいると安心できる。
けれど、たった1つだけ……「好き」という気持ちが、自分の中に欠けている気がする。
一緒にいてもドキドキすることはなくて、思わず飛びつきたくなるような「ときめき」も、彼には感じない。
このまま彼を選んでもいいのだろうか。それとも、「好きかわからない」以上、手放したほうがいいのだろうか。
ああ、しんどい。もういっそのこと、この勢いのままぶち壊してしまえば……。
そんな悩みを抱えているあなたに、1つだけ忠告させてほしい。
このまま進んだら、100%後悔します。――ソースは、私。
この記事では、あなたと同じような経験を繰り返してきた恋愛エッセイスト yuzukaが、「好きかどうかわからない」という曖昧な気持ちを明らかにするためのチェックリストと、その気持ちとどう向き合えばいいのかという対処法について、恋愛心理学者の山崎の見解をもとに、まるっと解説します。

ちなみに他の記事でよく見る「好きかわからないならまずは距離を置く」は御法度。その辺りも詳しく解説していくぱん。
「好きかどうかわからない」には3つのパターンがある

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「好きかどうかわからない」
あなたが今感じているモヤモヤは、実は大きく分けると3種類に集約できる。
- 出会って間もない段階で「これから好きになるかもしれない」という芽がまだ開ききっていないケース。
- 長く関わるうちに、情や“ここまでかけた時間とエネルギー(いわゆるサンクコスト)”を「好き」と誤認し、後戻りできない気分で自分を納得させようとしているケース。
- かつて胸を貫いていた「恋」が静かに「愛」へと形を変え、ドキドキは薄れたのに安心感だけが残っているケース。
どのパターンに当てはまるかを見極めることは、治療法の違う風邪とインフルを見分けるくらい重要だ。
原因がズレたまま動けば、高熱がぶり返すように後悔が襲ってくる。
この章では、各ケースを詳しく説明していく。
これから「好き」になる段階にいるケース

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これから「好き」になれる相手のことを「まだ」好きじゃないだけで手放すのは、時期尚早かもしれない。
まだ芽が出そろっていない恋は、「好き」の判別が実に難しい。
出会いから日が浅い相手、あるいは友人関係の延長で急に距離が縮まった相手に対して「この気持ちは好意なの? それとも単なる興味?」と戸惑うのは当然だ。
当然だし、なんならここで突如として「好き!」と目がハートになるのだとしたら、そっちのほうがバグっている。
ここで大事なのは、“ときめきの欠如=脈なし”と早合点しないこと。
実は誠実な相手であるほど、「キュン」や「ときめき」を引き出すようないわゆる“あざとテクニック”が不得意だ。
あなたを大切に思うからこそ薄っぺらくて無責任な台詞は吐かないし、わざとらしいボディタッチの伴う「なんちゃってレディーファースト」だって繰り出さない。
だからこそ、「キュン」とくるような「好き」は、なかなか湧いてこなかったりする。
だけどそういう相手の良さは、スルメのように噛めば噛むほどにじみ出てくるのだ。

「いい人止まり」とはよく言うけれど、「いい人」なら止めなくていい。進ませてみてから判断すればいいぱん!
情やサンクコストを「好き」と思い込もうとしているケース

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今のあなたは、“未来に進むためにこの人を選びたい”と思ってる?
それとも、“過去を無駄にしたくないから、この人と続けようとしてる”?
選択の理由が後者なら、それはもう正しい「好き」じゃない。惰性と執着のコンボの可能性が高い。そして実はこれがいちばん厄介で、いちばん見落とされがちな沼なのである。
「こんなに長く一緒にいたのに、今さら別れるなんて……」
「彼はすごく優しいし、私のことを大事にしてくれるし……」
そうやって、自分の気持ちより“これまでの歴史”を根拠に、感情をごまかしてしまう女性、飽きるほどに見てきた。
しかしその多くは、「好き」ではなく「情」である。
「ここまで付き合った」という“サンクコスト(過去に投資した時間・感情・お金)”を正当化するために、「私はこの人を好きなんだ」と脳内で上書きしてしまっている可能性も高い。
人は、自分の選択ミスを認めたくない生き物だ。
「この人と別れたら、これまでの時間が無駄だったことになる」と思えば思うほど、逆に気持ちがあるふりをしてしまう。
「まだ好きだから」と思い込もうと必死になってしまう。
だけど保証する。「情」で選んだ相手とそのまま一緒の道を歩んだ先に、あなたの幸せはない。
それに、そういう相手ってちゃんと手放したら、「どうしてあんな奴に執着してたんだろう」って、自分でもびっくりするほどすんなり忘れられるもの。
結婚してから「やっぱり違った」と気づいたら、やり直しには大きな痛みが伴う。
今気づいたなら、今手放して。
情は、恋や愛ととてもよく似ている。でも、似て非なるものなのだ。
「恋」が「愛」に変わったパターン

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「ドキドキしなくなった」 「一緒にいても、なんだかもの足りない」
そんなふうに感じ始めたとき、私たちはつい“もう好きじゃないのかも”と不安になる。
でもそれ、実は“恋が終わったサイン”ではなくて、“愛が始まったサイン”かもしれない。
「恋」って、脳内でドーパミンがバンバン出てる状態だ。
相手のちょっとした仕草や言葉で舞い上がって、何度もスマホを見返して、頭の中がその人でいっぱいになる。
いわば“非日常”であり、“興奮”が燃料の状態なのである。でも、ドーパミンは長続きしない。
恋のときめきは、長くても1〜2年で確実に落ち着く。だけどそこから訪れるのが、次のステージ「愛」だ。
これを理解していない人が、非常に多いように感じる。
愛は静かで、安定していて、あたたかい。
でもこの“安定感”を、「つまらなさ」や「飽きた」と誤解する人が多いのだ。
特に、恋愛経験が少なかったり、ドラマチックな恋に憧れていた人ほど、“ときめき=愛の証拠”と刷り込まれてしまっていて、心拍数が上がらない相手に対して「違うのかも……」と早まった判断をしてしまう。
この誤った判断によって、長く後悔に苦しんでいる女性を、何人も知っている。
「あの人と結婚できたらよかった」と思えるような相手。
一緒にいると安心できて、自分をさらけ出して、穏やかな気持ちでいられる、そんな人。
そういう人って、人生を振り返った時には、案外少ない。
だから、ときめきが薄れたからといって、すぐに「好きじゃなくなった」と断定するのは止めてほしい。
それはむしろ、“本物の愛が始まる入口”かもしれない。
本当にあなたの人生を豊かにするのは、「大恋愛」よりも「穏やかな愛」なのである。
「好きかどうかわからない」ときに絶対にしてはいけないこと

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判断がつかないときほど、下手に動くと傷が深くなる。
この章では、「気持ちがハッキリしていない状態」でやってしまいがちなNG行動と、その理由を詳しく解説していく。
距離を置く
他の恋愛記事では、「好きか迷った時の対処法」としてよくこんなことが書かれている。
「一度距離を置けば、自分の本音が見えてくるはず」
これ、うちの山崎に言わせれば「そんないい加減なこと、誰が勧めてんだ!」案件だそう。
確かに、物理的・心理的な距離を取ることで感情が整理できることもある。
だけど現実問題として、“関係があるのに距離を取る”って、関係の修復より、関係の解消に近づくケースのほうが圧倒的に多い。
これはもう、数え切れないほどのカップルが証明している。
そして怖いのは、「距離を取ってる間に自然消滅」「距離を取ってる間に相手が他の人を好きになる」みたいな、意図しない別れ方に突入してしまうこと。
こういう“なし崩しの別れ”って、終わり方として最悪。それはまさに、心の中にトゲが残る終わり方なのである。
彼のことを本当に大切に思っているなら、 あなたがすべきなのは「いったん離れる」ことじゃない。「まずは向き合う」こと。
「距離を取れば愛に気づける」なんて、ドラマの中だけの話。
現実は、そんなにロマンチックにできていない。
【婚活心理学】いい人なのに好きになれない女性は課題を2つに分けましょう
勢いで別れるなどの「終わりにする」アクションを取る
次にやりがちで、しかも最悪なのがこれ。 勢いで「終わりにする」ことである。
例えば、深夜テンションでふと不安になって、「もう無理かも」とLINEで別れを切り出す。
あるいは、「好きかわからない」という気持ちに疲れ果てて、 本当は答えを出しきれていないのに、「もういいや」と告白を断ってしまう。
わかる、その気持ち。 中途半端な宙ぶらりんな状況って、本当にしんどい。
どうせこのままグズグズするくらいなら、いっそ全部終わらせたほうが楽なんじゃないかって、 自分からピリオドを打ってしまえば、心が整理できるような気がするのは、とてもよくわかる。
しかし一方で、それは「“本当の気持ち”に向き合わず、面倒くさいプロセスをすっ飛ばしただけ」だということもあなたにはちゃんと伝えておきたい。
「わからないまま別れる」って、実は、「本当はもっと関係を深める余地があったかもしれない未来」を自分の手で潰す行為でもある。
しかも、一度終わらせてしまった関係って、よほどのことがない限り、もう戻らない。
後から「あのとき、ちゃんと考えてたら……」と思っても、そのときにはもう相手の心はどこか別の場所に行っている。
気持ちがわからないなら、“保留”のままにする勇気も、必要。
ここを飛ばして即リセットを押すのは、自分の未熟さを爆発させてるだけ。
一瞬の感情で終わらせるのは簡単である。
でも、本当に大人の恋って、「感情がぐちゃぐちゃなときほど、一呼吸置いて相手に向き合う」ことの積み重ねだ。
「もういいや」「なんか面倒くさい」で別れを決めるのは、あなたの未来を雑に扱う行為。
まだ好きになれるかもしれない誰かとの、可能性の芽を自分で折らないでほしい。
相手の気持ちを利用した試し行動をする
「もし私が冷たくしたら、どんな反応するかな?」
「別れるって言ったら、引き留める?」
そんなふうに、“好きかどうかわからない自分”に代わって、相手の反応から正解を探ろうとする。
これ、恋愛においてはいちばん幼くて、いちばん残酷な行動だ。
例えば、
「もう疲れちゃった」と言って、相手の出方をうかがう。
「距離を置こうか」なんて、心にもないことを口にする。
……そういう試し行動をしてる時点で、あなたの中ではもう、“素直な対話”を手放してしまっているのだ。
自分の本音を出す勇気もないのに、相手の誠意だけを試して確認しようとするのはフェアではない。
なぜなら、それって「関係性に爆弾を投げて、無事なら愛がある証拠」って言ってるようなものだから。
相手があなたを大切に思っていれば思っているほど、その爆弾は深く刺さる。 そして一度傷つけた信頼は、なかなか元には戻らない。
「愛情を利用された」と感じた瞬間、どれだけ好きだった気持ちも、一気に冷めることがある。
試した結果で自分の気持ちに気づいても、手遅れなのだ。
不安なとき、わからなくなるとき、自分の気持ちを見ようとせずに、“相手の反応”を通して答えを得ようとするのは、関係の土台を腐らせる最短ルート。
恋愛においていちばん強いのは、「わからない自分」を自分で引き受ける人。
試すんじゃなく、言葉にすること。
投げやりにならず、話し合うこと。
信頼関係を損なう行為は、この時点でやらないようにしてほしい。
浮気などの不義理を働く
浮気によって傷つくのは、相手だけではなく、自分自身の心でもある。
「自分の気持ちを確かめたくて他の人に手を出した」という言い訳はよくあるが、一度でも浮気をすれば、もはや以前の関係には戻れない。
浮気をしていなかった頃の自分にも、二度と戻ることはできない。
仮に浮気をした後で、「やはり彼が好きだった」と気づき関係を修復したとしても、「浮気した自分」という事実は消えない。
それはやがて相手への疑念となって返ってきたり、関係がうまくいかないときの逃げ癖として染みついたりする。
また、そうした不安定な状況下で出会った浮気相手に乗り換えたとしても、うまくいく可能性は極めて低い。
浮気相手として“お気軽に始められる関係”というのは、所詮その程度の関係でしかないからである。
相手と真剣に向き合う癖が身についていない限り、相手を変えたところで恋愛は繰り返し破綻する。
苦しくても、面倒でも、目の前の彼に向き合うことが、結果として自分自身を救う最善の道、なのだ。
「好きかどうかわからない」ときに気持ちを確かめるチェックリスト
チェック項目 | ✓ |
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10秒以上見つめ合っても不快感がないか | |
「顔」を近づけるスキンシップを違和感なくできるか | |
他の人と一緒にいることを想像してみる |
勢いで行動するのは良くない。それはわかっている。
だが、「好きかどうかわからない」という宙ぶらりんな状態もまた、自分自身にとっては苦しい。この章では、感情に任せて動き出す前に試してほしい、「本当の気持ち」があぶり出されるチェックポイントを紹介する。
いくつかの項目を試してみて、「ん?」と引っかかるものがあったなら、それは「好きではない気持ち」を自分の中で誤魔化している可能性がある。
10秒以上見つめ合っても不快感がないか
善人は、口では嘘をつけても、「目」では嘘をつけない──私はそう思っている。
実際に私自身が夜の仕事をしていた頃も、言葉ではどれだけでもお世辞を並べることができたのに、「目を見て好きって言って」というリクエストだけは、どうしても苦しかった。
言いようのない拒絶感がこみ上げてきて、どう頑張っても目をそらしてしまうのだ。
あの経験があってから、私は今でも大人の動画やキャバ嬢の接客を見たとき、「あ、この目は嘘をついてるな」と自然に見分けられるようになった。
彼女たちは、見つめ合っているようでいて、目の焦点を合わせていない。
好きでもない相手をまっすぐ見つめることは、それほどまでに体に「ぞわっ」とした嫌悪感を走らせる、難易度が高いテクニックなのだ。
そしてこの感情は、「好きかどうかわからない」ときに感情をあぶり出すのに便利だ。
理屈では「この人と一緒にいた方がいいかも」と思っていても、心の奥では拒んでいる。
そんなとき、「見つめ合う」というたった1つの行動が、自分の本音をあらわにする。
目を見て、じっと見つめてみてほしい。
そこで「うっ」と目をそらしたくなったなら、それはどうしようもない、「生理的な嫌悪感」かもしれない。

「生理的な嫌悪感」は、一緒にいればいるほど増していく。「いつか大丈夫になるかも」と楽観視せず、損切りすることも大切ぱん。
「顔」を近づけるスキンシップを違和感なくできるか
人は、粘膜に近い部分に近づけば近づくほど、「好意」があればそれが加速し、「嫌悪感」があれば、それが露骨に現れる。これは私の持論だ。
見つめ合うくらいなら、なんとかなる。
だが実際に、粘膜──つまり「口元」に相手が近づいてきた瞬間、初めて浮かび上がる違和感というものがある。
逆に言えば、近づいてみなければ本当の意味での「無理かも」という感覚には、気づけない。
なぜなら、私たちが抱く「好意」には二種類あるからだ。
知人に対する「友情としての好意」と、恋人に対する「異性としての好意(性欲)」。
どちらも愛おしい気持ちには変わりないが、その相手を「抱けるか」となると話は別。
友情の先にある、もう一段階高い心理的ハードルを超えられるかどうかが問われる。
「顔を近づける」といっても、なにもキスをしろというわけじゃない。
例えば、カウンター席でいつもより少しだけ距離を縮めて座ってみるとか、肩についたゴミを払ってあげるふりをして、意図的に頭を近づけてみる。それくらいでいい。
ただ、「いくら仲の良い同僚でも、ここまで近づかないよな」という距離に、あえて踏み込んでみてほしい。
冒頭でも述べたように、「好きかどうかわからない」という状態は、おおむね2つに分けられる。 1つは「好意があるのに、まだ気づいていない」パターン。もう1つは、「好意はないのに、あると思い込もうとしている」パターン。
「顔を近づける」というスキンシップは、どちらのケースにも、自分の本音をはっきりと浮かび上がらせる。ある意味、禁断のテクニックなのである。

「好きかどうかわからないから近づかない」という人がたまにいるが、「わからないからこそ近づけ」というのがあたちの意見ぱん。
他の人と一緒にいることを想像してみる
最後に、「心理的な側面」から、あえて危機感を抱いてみるという方法も試してみてほしい。
恋愛と友情の決定的な違いは「性欲の有無」だと私は考えているが、もう1つ重要な要素がある。それが「独占欲」だ。
私たちは“人間”という高尚な生き物の皮をかぶってはいるものの、所詮は「動物」だ。どんなに理性を語ったところで、本能には抗えない。
「独占欲」は、その本能に根ざした感情の1つ。
相手と生殖行為をし、家族を作って生きていく中で、自分以外の異性と関係を持たれてしまえば、出産・育児・生活に支障が出る。
だから多くの動物は、本能的に「この相手」と感じた相手には独占欲を覚える。
逆に言えば、「友人としては好きだけど、家庭を営む相手ではない」とどこかで判断している場合、独占欲は芽生えにくい。
この独占欲と向き合うことも、自分の気持ちを見極めるためのチェックポイントになり得る。
そもそも「好きかどうかわからない」と悩んでいる時点で、たいていの場合はその関係に余裕がある。
相手が自分に好意を持っていることが見えているからこそ、「どうせ離れていかない」と無意識に思い、独占欲も好意も感じにくくなっている。そんなケースも多い。
だからこそ、こう問いかけてみてほしい。
「この人が自分以外の誰かと恋人になり、結婚することになったら、自分は本当に平気か?」 を、できるだけリアルに想像してみること。
「意識していなかったけど、他の誰かに取られると思うと、少し嫌な気がする」
そう感じたのなら、それは単なる執着かもしれない。
けれど同時に、それは「好き」という感情が、ようやく芽を出そうとしている瞬間かもしれない。
「本当に好きなのか」を確かめるためには、「比較検討」が大切

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ここまで読み進め、チェックリストを脳内で遂行してみた方の中には、「やっぱり彼が好きかもしれない」と、心の奥にある想いに気づいた人もいれば、考えれば考えるほど「やっぱりこの人は違うかもしれない」という実感が湧いて、戸惑っている人もいるかもしれない。
でも、私に言わせれば、ここまで読んでもなお気持ちに確信が持てないのなら、それはもう「損切り」のタイミングなのではないか?とも思う。
確かに勢いで決めるのはおすすめできない。
しかし一方で、時間は有限だ。
本来であれば「好きかどうかわからない」と悩み続けるその時間を、もっと心から好きになれる人に出会うために使ったほうが、よっぽど有益である。
さて、ところで、である。
あなたはなぜ、「好きかどうかわからない相手」に、そこまで執着してしまっているのか。
なぜ、その違和感すら湧かないような相手と出会うために、前を向こうとしないのか。
ここで改めて考えてみてほしいのだ。
その理由はもしかして、「比較対象がいないから」というだけ、ではないだろうか。
あなたの心には、「彼を逃したら、もう二度とそれ以上の人に出会えないかもしれない」という不安が渦巻いている。だから、「わからない」のに手放せない。
そしてそれを確かめる術もなく、ただ目の前の彼と過去の元カレだけを材料に、「好きか」「好きじゃないか」を堂々巡りしながら悩んでいる。
私にはあなたのそんな状態が、手に取るようにわかる。
そして怖いのが、その思いはあながち間違っていないということだ。
実際に、人生の中で「どうしてあんなにいい人と別れてしまったんだろう」と後悔し続ける女性は少なくない。
だからこそ、あなたの「彼を逃したら、もう二度とそれ以上の人に出会えないかもしれない」という思いに、私は画面の中から無責任に「そんなことないよ!」とは、言えない。
そんな中、悩むあなたにもし1つだけアドバイスできるとしたら──
グレーはグレーのままにすることも大事。
ただ、「彼しかいない」という「思い」だけは手放して。そして多くの人と出会い、比較検討をしてみてほしい。
「多くの人と出会う」と言っても、不特定多数と恋愛を重ねろという話ではない。
今の彼と無理やり別れて、新たな人を探しまくれ!みたいな話でも、ない。
ただ、もしあなたが「いつか本当に好きな人と結婚したい」と考えているのなら、今目の前にいる彼だけで未来を決めつけるのではなく、あなたが出会える人には最大限出会ってみてほしいのだ。
そうすることで、自分の立ち位置や市場感覚が見えてくる。そしてその先に、「この人でいいのか」という本当の答えが見えてくる。
「比較検討」というと聞こえが悪く感じるかもしれない。
でも、他の人と会ってみて初めて、今隣にいる彼の良さに気づくこともある。
そして反対に「私は何を思い違いしていたんだろう」と目が覚めることもあるはずだ。
最後に――「彼でいいのか」悩んだら、まずは「ナレソメ予備校」へ
最後に。
彼のことが好きかわからない。この先、一緒にいるべきかわからない。
比較検討が大事なことはなんとなくわかるけど、どう行動したらいいかわからない。
この記事を読み終わってもまだそんなふうに悩んでいるあなたへ。
あなたはまず、一度ナレソメ予備校の無料相談に来てみてほしい。
「ナレソメ予備校」とは、私がアドバイザーとして所属している結婚相談所である。
結婚相談所と聞くとイメージが固すぎて戸惑うかもしれないが、なにも「今すぐ入会しろ!」という話ではない。
実はナレソメ予備校の無料相談では、今のあなたが婚活市場でどのように見られるのかを「婚活戦闘力診断」で数値化したうえで、実際にどんな相手と出会えるのか、会員の写真までお見せしている。
そのうえで忖度なく現実を伝えるため、無料相談で「今の彼と結婚したほうがいい」と、背中を押すことだってあるのだ。
誰の声も聞かず、比較もせずに突き進み、「この人で良かったのだろうか」と迷い続ける人生を歩むより、「今の自分」にとっての最善を見つけに行く手段として、我々をぜひ使ってほしい。
「本当に好きな人と出会い、その人と生きていくためには」
それは、まず自分が出会える人物を客観的に知ったうえで、 「それでもこの人がいい」と覚悟をもって選ぶこと。
そうすることで初めて、迷いのない愛が宿るのかもしれない。
▶無料相談って何をするの?という方はこちらもチェック