【スタッフ紹介】トイレットペーパーを食べるほどのガチメンヘラだったyuzukaが、結婚相談所のスタッフになった理由

驚異の成婚率80.2%を叩き出す結婚相談所、ナレソメ予備校。他には類を見ない「火の玉ストレート」を連発するモテコンサル勝倉塾長を筆頭に、熱意のあるスタッフが、日々会員様の婚活をサポートしている。

間違いなく今一番アツい相談所、ナレソメ予備校。

それでは実際にナレソメに関わるスタッフ達はどんな思いを持って、どのような形でサポートに携わっているのか。本連載では今まで語られなかったスタッフたちの『ナレソメ愛』を紹介する。

第6回で取り上げるのは、当Webメディア “ナレソメノート” の編集長、yuzukaさん

ナレソメノートの記事の多くを執筆するだけでなく、Xでファンが急増中の「こんかちゅぱんだ」の「中の人」でもある。

さらに、学年主任として「メンヘラ取扱説明書」と「夜のイトナミ講座」を二本柱とするyuzukaゼミを担当し、YouTubeチャンネルにも多数出演。
八面六臂の活躍を見せ、すっかりナレソメの顔のひとりとなったyuzukaさんだが、実はナレソメに本格的に合流したのは昨年(2023年)末のことだ。

結婚・恋愛・婚活に関するモヤモヤした思いの中に隠された「本質」に、明確な輪郭を持たせるyuzukaさんの文章。「自分ではこれまでうまく言えなかったけど、まさにそれ!」と気持ちを代弁してくれることから、ファンが多いのも頷ける。
それもそのはず、ナレソメ以前からyuzukaさんは、多くの女性の共感を集め14万人以上のXフォロワーを持つインフルエンサーであり、商業出版での著書が4冊ある作家という、言葉のプロだった。

そんなyuzukaさんがなぜナレソメに入ったのか。実はナレソメメンバーとの出会いは4~5年前にさかのぼると言う。

「勝倉さんが、苦手だった」メンヘラだったyuzukaさんが、ナレソメに加入するまで

「元々しゅくろーと仲がよくて、それでナレソメのメンバーとプライベートで出会ったんですね。でも、当時の私はめちゃくちゃメンヘラで(笑)。だからファンもメンヘラちゃんばっかりだし、ただただ『気持ちに寄り添う』みたいなことを繰り返しやってた時期だったんです。それが正しいと思っていたし、正義だと信じていました。実はあの頃、何かを宣伝するにもいちいち罪悪感を感じて後ろめたくて、結果yuzukaはほぼボランティア活動(笑)加えて、結婚相談所を私のフォロワーさんが使うイメージがつかなくて、まだナレソメとはマッチしませんでした」

かつての自分を「メンヘラだった」と振り返るyuzukaさんに、当時の状態を尋ねてみた。
「いわゆる“かまってちゃん”的なファッションメンヘラの時期もありましたし、それこそ病院に行ったりだとか睡眠薬のオーバードーズ(過量摂取)や首吊り寸前で救助されるようなガチメンヘラだったこともあって。かまってほしくて家を飛び出したり、トイレットペーパーを食べたりしてましたね(笑)人生に希望が見出せず、20代前半から半ばは『早く死にたいなぁ』って、ずっと思っていました。」

 浮気やセフレが当たり前の、泥沼のような恋愛を繰り返しながら、風俗嬢となり自殺を試みる。精神的にも肉体的にも自分を傷つけずにはいられない苦しい気持ちを言葉にすることで、同じような心情の女性たちの強い支持を得ていた。

しかし、20代後半に転機が訪れる。

「今の旦那さんと出会う直前というのが、自分の中でちょっとメンヘラを脱却したタイミングだったんです。昼夜逆転だった夜の仕事から足を洗って、ライター一本で仕事をし始めたのもあって。その頃は本当にいろんな人と出会って、それこそ私よりももっと過酷な人生を送っている人とか、つらい日常を過ごしている人に話を聞くタイミングもあったんですけど、そこで、いつまでも「環境のせいだ!」とか、「男のせいだ!」とかいう他責的な言い訳をし続けている自分が甘いな、かっこ悪いなって思い始めたんですよね。その時に初めて自分の足で立って歩き出したというか。そしたら『あれ?人生面白いぞ』って思い始めて。」

そして、自身の結婚・出産。自分が変わると環境が変わり、感じることや書くものも変わった。yuzukaさんとともにファンの年齢層も上がり、フェーズが変わってきているのを感じていた。

そんな時突然、yuzukaさんの中に「私がこれまでファンにしてきた寄り添いや、ただたんに共感だけを繰り返すという行為は、間違っていたのかもしれない」という考えが湧いてきたのだと言う。

「年齢を重ねて環境が変わって、今まで自分がやってきたことや、書いてきたものに違和感が生まれたんですよね。私と同じように『メンヘラで病んで』『彼氏に浮気された』『セフレと付き合いたい』とか言っていた子たちもいつのまにか私と同世代のアラサーになり、これまでと同じような恋愛ができなくなってきているのも感じていました。その結果焦って変な人と結婚して、離婚しちゃったなんていう人たちまで増えてきて……。」

相変わらず寄り添って「大丈夫だよ」とコメントを返していたyuzukaさんだが、「ふっと『長年のファンって、私がいくら寄り添って共感しても幸せになってないな』って気づいたんですよ。『あれ? このままじゃこの子たち、全然大丈夫じゃないじゃん』って。」

傷のなめあいこそがフォロワーに受けていたのは、もちろん自覚していた。しかし、フォロワーの人生の幸せや、本当にその人のためになっているのかと考えたときに、自信が持てなくなった。そんなとき、以前に知り合った勝倉塾長の存在を思い出した。

「勝倉さんって、昔の私とは真逆なんですよ。寄り添わないし、バサバサ切るし、人の気持ちも考えないし。だから当初は『なんて人なの』って感じだったんですけど(笑)。でも、実際に幸せにした人の数で考えると、実は私よりも圧倒的に上だと気づいたんです。」

優しいふりをしてただ共感だけを与えて放流し、その後の責任は持たずに結局は自らの人生にだけ向き合ってきた自分。「それに比べて、勝倉さんはキツいことはいうけれど、『結婚』という形で、ちゃんと結果を出している。それだけではなく、『もっと幸せにできないか』って、結婚後のサポートにまで手を広げ始めていました。彼女は関わった人に対して徹底的に、人生をかけて寄り添っているんです。彼女を見ていると、自分が情けなくなりました。私がやってきた寄り添いは、ファンをそこに留まらせておくだけの行為で偽善だったんですよね。」

その気づきからナレソメに関わるようになったyuzukaさん。当初はゲストとしてナレソメのYouTubeに出演を始めた。

すると、男性には理解しづらい「性に関する女性の本音」や「メンヘラ女子・お気持ち女子の思考や気持ち」の“通訳者”として、瞬く間にファンがついた。

「勝倉さんって、良い意味でも悪い意味でも完璧で(笑)私みたいな地獄を通ってきていないので、メンヘラ思考に対してびっくりするというか、『何を言ってんの、この人たちは』みたいに、バッサリ切っちゃうんですよ。だけど私はまだまだ自分が不完全なので『いや、気持ちわかるなぁ』って、共感ができる。だからまず、同じ立場で寄り添うところから入るというのを心がけてはいますね」

会う前は「勝倉さんとは絶対合わない」と感じていたyuzukaさんだが、実際に関わり始めると、「勝倉さんって一見、他人に興味がなくて、自分に合わない人のことはバサッと切るイメージがありますが、実際には『なんであなたはそんな気持ちになるの?』ってところにすごく興味を持って、理解していこうという姿勢があるんですよね。本当は誰よりも愛があるし、まっすぐな人だと思います。今だからこそ思えることですけど(笑)」と、印象が変わったそうだ。


実際のYouTube動画でも、相談者の心情や状況を把握しきれない勝倉さんがyuzukaさんに質問を投げて解説を聞くことで、「ああ、そういう気持ちなのね」と納得。その結果、相談者をただ切り捨てるのではなく、真の気持ちを理解したうえで言葉がけをするような流れも多くなっている。

「ロジカル民」と「お気持ち族」。両方の言語を操る方法は? 

yuzukaさんの真骨頂は、感情・過程重視の「お気持ち族」と事実・結果重視の「ロジカル民」との橋渡し力にある。

お気持ち族とロジカル民は、同じ言語を使っているにもかかわらず、依拠する価値観の違いから、お互いに「相手の言っていることがわからない」状態にあることが多い。そうした深いコミュニケーションの断絶を、yuzukaさんは双方に利があると感じられる形で埋めていく。それぞれに通じる言葉で表現し直し、その発言に至った背景も含めて説明することで“異文化理解”を進めていくのだ。

自他ともに認める「お気持ち族」だったyuzukaさんは、どのように「ロジカル民」への洞察・理解を深めたのだろうか。

「メンヘラから脱却した話をしましたけど、実はあれって、お気持ちやメンヘラだけでは生活できなくなったっていう現実的な理由で、『そうするしかなかった』ってところもあったんですよ。自分自身が年齢を重ねて関わる人が変わっていく中で、昔みたいに『誰か助けてー』ができなくなっていった。その結果自分に生活力が無さすぎて、ゆで卵だけで生活するはめになったり、最終的に電気や水道が止められたりとかもあって(笑)。」

明かりのつかない真っ暗な部屋で、yuzukaさんは「私の周りにいる自立して成功している女性たちと、私の違いはなんだろうって考えてみた」のだという。結果、「私以外はみんなロジカルで、メンヘラではないと気づきました(笑)。今まではそういう人たちが苦手だったので、『私とは違う』と反射的に避けていたんですけど、『成功の秘訣はそこか!』と気づいてからは、周りにいたロジカルな人たちに、『なんでそういうことを言うんですか、どういう気持ちなんですか』って突っ込んで尋ねてみるようにしました。すると、生きる上でのヒントが凄く多くて。幸い言語化能力だけはあったので、そこを言葉にして、『生き方のコツ』として発信するようになりました」

そうした問答を経て、ロジカル民の発するシンプルすぎる言葉に隠された意図や感情を説明できるようになったのだと、yuzukaさんは語る。
「私が超ド底辺にいたメンヘラだからこそ、両方に中立な立場で分析できるんですよね。私に言われてもあまり嫌な気持ちがしないと言ってくださる方が多くて。勝倉さんの、一見トゲのあるド直球でロジカルな言葉を、お気持ち族たちにも受けとめられるように説明する機会も多いのですが、そうやって彼女のうまく表出してこない愛を翻訳して、一般の方に伝わるようにうまく伝えていくのも私の役割かなと思っています。」

yuzukaさんのこうした懐の深さは、学年主任として担当するゼミの雰囲気にも現れている。

結婚相談所では基本的に婚前交渉はNGだが、夫婦生活を送るうえで非常に重要な要素である「性」。一般には打ち明けにくい性の悩みを赤裸々に語れるコミュニティとしても、yuzukaゼミは活用されているのだ。


「キスでどうにか相性を見極める方法はないのか」とか「スキンシップのタイミングってどうなの」といったイトナミ(性交渉)以前の疑問から、「自分の性器の形が普通なのか不安」「痛くて怖い」「コンドームの選び方がわからない」といった悩みまで、話題はさまざまだ。

「私がいろんな経歴があってここまでたどり着いていることを皆さんご存じなので、私にならどんなことを言っても引かないだろうという安心感というか、『yuzukaさんよりはマシだろう』っていう感覚で話しやすいんじゃないでしょうか。いろんな方から、母ちゃんのようだと言われます(笑)。私に打ち明けられたことで『悩んでたのがバカみたい』って気持ちが楽になったのを見るとよかったなと思いますし、何より自分に関わってくださっている方たちの人生に、直接関わってサポートできている感じが幸せですね」

最後にyuzukaさんに、猛烈な勢いで発信を続けるモチベーションがどこにあるのかを尋ねてみた。

「今、この立場と年齢だからこそ思うんですけど、20代前半から半ばの恋愛って、すごく大切なんです。『相手の選び方を間違えて時間を無駄にしないで』と、当時の自分にも教えてほしかった。だけどやっぱりあの時期って、その言葉が届かないじゃ無いですか。浮気されようがもっとひどい状態になろうが『好きだから』だけで結婚まで突き進んでしまい、それで失敗するケースも、たくさん見てきた。だからこそ私は、昔の自分に届きそうな言葉を選んで、当時の私にかけてほしかった言葉をかけるようにしています。昔の私を知っている人からすると少し言葉がキツくなった気がするかもしれないけど、むしろ愛はパワーアップしています」

結婚相談所への偏見をなくし、イメージを変えるためのかっこいいメディアを作りたいのだ、と熱く語るyuzukaさん。

「結婚相談所って、シンプルにめちゃくちゃ良いんですよね(笑)。みんながこのシステムをうまく使えば、多くの不毛な恋愛が減って、不幸な人生を歩む人もいなくなるんじゃないかって、私自身が本気で思っている。だからこそ皆さんにも知ってほしいし、そのためにも、今はびこっている『結婚相談所はダサい』というイメージを変えたいという思いがあります。ナレソメの持つさまざまなコンテンツをきっかけに入会し、成婚した人が、『ナレソメを選んでよかった。ナレソメって最高のパートナーだよね』と言ってくれるところまで関われたら、本望ですね」

婚活は人生の大きな岐路となりうるからこそ、感情の振れ幅が大きいもの。
自分では持て余してしまう不安や迷いも、適切な言葉で表現されればおのずとその核心が見えてくる。
ナレソメにはそうした言語化の上手なプランナーが多数いる。その筆頭と言えるのが、ナレソメのメディア部編集長yuzukaさんなのだ。

ナレソメ編集部
ライター・伊能