「ハイスペ男性」を定義する。vol.4 ハイスペに求められる学歴は?
「あの人、〇〇大学卒らしいよ」と、人の印象を語る上で話題に上がるのが「学歴」です。そんな学歴は、恋活や婚活においても重要な要素のひとつになり得るのではないでしょうか。
ナレソメ総研では、これまで「ハイスペ男性の定義」について記述。なかでも、ハイスペ男性の要素を「年収」「身長」「学歴」の3つに分解し、その基準を明らかにしました。詳細な基準については「「ハイスペ男性」を定義する。vol.1男女が考える「ハイスペ男性」の年収・身長・学歴を徹底解説」にて解説しています。
今回の記事では「学歴」に着目し、ハイスペ男性の基準を満たす「学歴」条件を解説していきます。
「早慶・上智」と「MARCH」の間に大きな壁!ハイスペ男性に求められる学歴ライン
グラフの通り、「早慶・上智」と「MARCH」との間に回答率の大きな差が現れました。旧帝大群や医学部など多くの人に「高学歴」と認知される大学群は90%前後、男女差はややあるものの難関国立大(横浜国立大、筑波大、千葉大など)や早慶・上智については80%前後の回答率が見られます。MARCHを含む他の大学群では回答率が男女ともに50%未満という結果になりました。以上より、ハイスペ男性を学歴で定義には「早慶・上智以上」というラインが存在すると言えるでしょう。
期待値は男性より女性が高い?ハイスペ男性の基準を満たす男性の割合は?
以下のグラフでは「あなたが考えるハイスぺ男性の「学歴」の最低ラインを満たすのは、全男性の何%程度だと思いますか?」に対する回答をまとめています。得られた回答は男女別に整理しています。
男性は5-10%未満の回答で37.0%、女性で最も多かったのが10-20%未満の回答で30.3%となりました。また、「10%以上」にあたる選択肢の回答率を合算すると、男性は43.5%、女性は61.0%であり、女性が男性より17.5ppt高くなりました。女性は男性より、ハイスペ男性の学歴条件を満たす男性が多いと考えていることがわかります。
なお、大学入学者選抜関連基礎資料集(文部科学省)によると、令和元年における男性の大学進学率は56.6%です。また、早慶・上智以上の大学群を偏差値60とした場合、おおよそ上位15.9%(正規分布と仮定)が該当します。つまり、ハイスペ男性の学歴を満たすのは、全男性のうち約9.0%と考えられます。
以上より、ハイスペ男性に求められる学歴は「早慶・上智」以上であり、「東大・京大」「医学部卒」「旧帝大」「難関国立大学」「早慶・上智」を卒業していることと言えるでしょう。また、それらの学歴をもつ男性の割合は、女性は男性に比べ多く見積もる傾向があると考えられます。
調査概要
<調査タイトル>
結婚相手探しに関する意識調査
<調査方法>
インターネットによるアンケート調査
<調査期間>
2024年11月17日(日)〜2024年12月16日(月)
<調査対象>
全国の18歳以上の男女
<回収サンプル数>
685名