結婚相談所で結婚して幸せになれる? 卒業生たちの“その後”を調査しました

「結婚相談所での結婚」というと、どういうイメージを持ちますか?

  • 短期間で結婚するから幸せになれなさそう
  • むりやりビミョーな人と結婚させられそう
  • 離婚率も高そう

こんなふうにメディアなどの影響でネガティブな印象を持っている人、正直多いと思います。でも、結婚相談所の中の人から言わせてもらうと「いやいや、実際は全然違うのに!」と思うことばかり。

むしろ、相談所婚はミスマッチが起きにくく離婚率が低いのです。

それなのに、世間にはまだまだよさが広まっていない……これは本当にもったいない。どうにか誤解を解きたい、そんな想いで今回この記事を書きました。

この記事では、ナレソメ予備校で成婚したカップルたちの「その後」のエピソードも交えながら、結婚相談所での結婚って、本当に幸せになれるの? というテーマをじっくり掘り下げていきます。

きっと、読み終わるころには「相談所婚」のイメージがガラッと変わっているはずです。

1. 結婚相談所で結婚して本当に幸せになれるの?

まず何よりも気になるのが、「結婚相談所で結婚して本当に幸せになれるの?」というところですよね。

結論からいうと、結婚相談所で結婚すると幸せになれます。なぜなら短期間でありながらも真剣に「結婚」を検討するため、ミスマッチが少なくなるから。

そもそも結婚相談所に登録している人は、全員が「結婚願望」を持っています。マッチングアプリのようにヤリモクに当たるようなこともない。結婚という未来に向けて、お互いの価値観や生活観、どういう未来を描いていきたいかなどを深いレベルですり合わせたうえで結婚するため、後々のすれ違いが生まれにくいのです。

例えば、ナレソメ予備校では結婚前にこのような項目のチェックリストを使ってすり合わせをしていきます。

  • 子どもはほしいか?
  • 子どもを望む場合、不妊治療はするか? どこまでするのか?
  • 宗教に入っているか?
  • 借金はあるか?
  • 持病はあるか?
  • 逮捕歴があるか?

などなど、かなり踏み込んだ内容だな……と思いますよね。このように普段の会話ではかなり聞きづらいような質問でも、ひとつひとつ細かくチェックしていきます。

結婚後の「こんなはずじゃなかった!」というトラブルを防ぎ、納得したうえで結婚できるからこそ、結婚相談所で出会ったカップルは「幸せになりやすい」といえるのです。

ぱんだ
ぱんだ

あと、よくある誤解で結婚相談所は「むりやり結婚させられるから幸せになれない」ということ。これはまったくのうそぱん! あくまでも相談所は「結婚したい」と本気で考えている人同士が、納得して前に進む場所。「この人はちょっと……」と感じたときは当然断ることもできるぱんよ

2.結婚相談所では恋愛感情は生まれない?

結婚相談所で結婚すればミスマッチが減るのはわかった。でも結婚相談所って「条件! 条件!」ばっかりで恋愛感情が生まれなさそう……それって本当に幸せっていえるの?

こう思っている人もいるのではないでしょうか。とてもするどい疑問です。ただ、安心してください。結婚相談所で恋愛している人、めちゃくちゃいますよ。

その理由のひとつが「仮交際」という仕組みにあります。

仮交際とは、いわばお試し期間のようなもの。いきなり恋人や婚約者になるわけではなく、お見合いをしたあと、「もう少し話してみたいな」と思った相手と、まずは友達のような関係でデートを重ねます。

この期間は、複数の人と並行してデートすることが可能。「えっ、それって浮気じゃないの?」と思うかもしれませんが、これはルールとして正式に認められているんです。

そして、この仮交際の期間を経て、たった1人とだけ次の「真剣交際」に進むことができます。真剣交際に進んでからは、結婚に向けて両親への挨拶やプロポーズの準備などを進めるのです。

だからこそ、仮交際中は「ほかの人に取られたくない!」という気持ちが後押しして、アプローチも真剣になります。たった1つの「真剣交際枠」を巡って、結婚相談所内では日々熾烈な争いが繰り広げられているのです。

さらに、意外にも多いのがお見合いで一目惚れして猛アタックした! という人。

結婚相談所では恋愛はできない、というのが「うそ」ということは十分わかっていただけたかと思います。

ただし! ここでひとつ補足しておきます。ナレソメ予備校では、結婚において「恋愛感情」や「トキメキ」に重きを置きすぎることはおすすめしていません。

というのも、恋愛感情だけで突っ走ってしまうと、大事なことを見落としてしまう危険があるからです。

ナレソメ予備校では「ロジカルラブ・イデオロギー」という新しいパートナーの選び方を推奨しています。これは「好きだから結婚する」のではなく、「結婚生活にふさわしい相手かどうか」を見極めたうえで、あとから“好き”を育てていくスタイルのこと。

もちろん恋愛感情を否定するわけではありません。でも、最初から「好き!」と突っ走るよりも、まずは冷静に相手の価値観や生活観を知ること。そのうえで芽生えた感情こそが、本当に長く続く愛になり、幸せな結婚につながっていくのです。

ロジカルラブ・イデオロギーについて詳しく知りたい人はこちらをチェック!

ぱんだ
ぱんだ

結婚相談所は「恋愛しながら、ちゃんと冷静にもなれる場所」。 “好き”と“ロジカル”の、いいとこどりができる場所なんだぱん!

3.データでみる結婚相談所

ここからは相談所婚が幸せになれる理由を、データをもとに解説。成婚率や成婚までの平均期間、離婚率まで赤裸々にひも解いていきます!

3-1.どれくらいの人が成婚してるの?

結婚相談所に入ったら、どれくらいの割合の人が成婚できているの? というところは気になりますよね。

成婚率が高いといわれる結婚相談所の成婚率は、50〜60%ほど。そのなかでも、ナレソメ予備校の成婚率は81.5%と、業界内でもトップクラスの水準を誇っています。

この成婚率は、「成婚による退会者数」÷「全退会者数」で算出。つまり、ナレソメ予備校では10人中8人以上が、実際に結婚を決めて卒業しているということです。

とはいえ、そもそも「成婚率」という数字には注意が必要。実は結婚相談所によって「成婚」の定義はバラバラなのです。

例えば、真剣交際に入った時点で「成婚」とする相談所や、プロポーズのタイミングで「成婚」とカウントする相談所など、業界内で基準が統一されていないのが実情。

そのため、「結婚相談所の成婚率」と一括りにするのは難しく、数字だけで比較するのは少し危険。検討している相談所がどういう計算方法で成婚率を出しているのかは、事前にチェックしておくことをおすすめします。

ぱんだ
ぱんだ

意外と結婚相談所の成婚率って高いんだなあ〜って思うぱんよね。全員が「結婚したい!」って想いで登録しにきてるから話が早いんだぱん

3-2.成婚までの期間はどれくらい?

次に、結婚相談所の会員がどれくらいの期間で成婚退会できているのかも気になるところ。

IBJの成婚白書によれば、結婚相談所の在籍期間は約9か月(男女合わせた中央値)といわれています。

ただし、会員の中には1年半から2年以上在籍している人ももちろんいますし、年齢や性別によっても活動期間は異なります。ちなみにナレソメ予備校では、平均活動期間は7〜8か月となっています(2024年12月時点)。

3-3.結婚相談所で結婚したカップルの離婚率は?

結婚相談所へのネガティブなイメージから「離婚率高いんじゃないの?」ということもよく誤解されることの1つ。

しかし、結論からいうと結婚相談所で結婚したカップルは、コミュニティ(友人・職場・紹介など)やマッチングアプリといったほかの出会い方と比較して、最も離婚率が低いことがわかっています。

こちらが結婚相談所とその他出会い方との離婚率を比較した図。

ナレソメ予備校独自の調査により、結婚相談所カップルの離婚率は30代で6.7%、40代で14.8%であることが判明しました。30代にいたっては、コミュニティの離婚率は結婚相談所の2倍と大きな差が開いています。

では、なぜ結婚相談所で結婚したカップルは離婚率が低いの?と疑問に思いますよね。続いてこちらの図を見てください。

こちらを見ると、世の中の離婚理由で最も多いものは男女ともに「性格が合わない」。つまり価値観のズレであることがわかります。でも実はこれ、多くの場合で「結婚相手を選ぶ時点で回避できた可能性がある」ものなのです。

そして、1章でもお伝えしたとおり結婚相談所ではかなりしっかりと結婚に向けてすり合わせを行います。「性格が合わない」というすれ違いを未然に防ぐための仕組みが整っているのです。

こうした背景から、結婚相談所で出会ったカップルは、離婚に至るケースが比較的少ないと考えられています。

4. 結婚相談所で結婚した人の“その後”はどうなの?

「データでいろいろ出てるのはわかったけど、つまるところ結婚相談所で結婚した人ってその後うまくいってるの? 幸せなの?」

その疑問にお答えすべく、こちらの章では実際にナレソメ予備校を成婚退会し1~2年が経過したぬこさん・ひとみんさんへのインタビュー内容をご紹介します! 気になるその後について深堀りして聞いてみたので、参考にしてくださいね。

ぱんだ
ぱんだ

2人とも腕に赤ちゃんが……! 可愛すぎるぱん……!

Q. 相談所での活動期間は?結婚してからは何年?
ぬこさん:活動は半年、結婚してもうすぐ2年です。
ひとみんさん:1年3か月活動して、結婚して1年になります。

Q. 結婚の決め手は?
ぬこさん:「可愛い」と言ってくれるところ。
ひとみんさん:自然体でいられたことと、私を好きになってくれたことです。

Q. 結婚後のギャップや予想外のことは?
ぬこさん:決断力があり、家を決めたり子どものことで私が迷う場面でもスパッと決めてくれて頼もしさを感じました。
ひとみんさん:結婚式の前撮りも率先して進めてくれて、意外と男らしいなと思いました。

Q. 成婚前と後で「好き」の気持ちは変わった?
ぬこさん:上がりました! 子育てや大変なことを一緒に乗り越えていくなかで、信頼と愛情が増しました。
ひとみんさん:私も。子どもが生まれてから、より「なくてはならない存在」になりました。

Q. 婚活中に重視してたけど、今いらなかったと思う条件は?
ぬこさん:肩書きや学歴。キラキラしたものに憧れてましたが、今は思いやりや愛情のほうが大事だと実感しています。
ひとみんさん:身長です。176cm以上を条件にしてましたが、実際は166cmの人と結婚。中身の方が全然大事でした(笑)

Q. 結婚してよかったことは?
ぬこさん:全部! 一緒にご飯を食べたり、子どもが生まれたり、生活が豊かになりました。
ひとみんさん:私もすべてです。朝のあいさつ・夜の雑談とか、日常に何気ない会話があるのがうれしいです。

Q. 大変だったことは?
ぬこさん:お互い1人暮らしが長く、考え方のすり合わせは大変でした。子育てのスタンスでもぶつかることが多かったです。こういうときに思いやりがあるとか話し合いができる相手かどうかが大切になってくると思います。
ひとみんさん:親戚づきあい。連休のたびにどちらの家に何日行くかを考えるのが地味に大変。でも夫の家族が柔軟で助かってます。

Q. 結婚相談所で結婚してよかったことは?
ぬこさん:条件やプロフィールが全部オープンだからスムーズ。ナレソメは会員交流があるので、卒業後もひとみんと育児の話ができてうれしいです。
ひとみんさん:何ごとも早い! お金や子どもに関する希望を事前に話せるので、流れがスピーディでした。

ぱんだ
ぱんだ

実際にひとみんさんは最初のお見合いから出産まで1年だったそう。衝撃の速さぱん(笑)

インタビューを動画で観たい人はこちら!

結婚までのエピソードはよくありますが、「その後」にまで迫ることができた今回のインタビューは、かなりリアルだったのではないでしょうか。

2人の話からもわかるように、結婚相談所で出会ったから・短期間で結婚したからといって「感情のない結婚」になるわけではありません。むしろ、お互いの価値観や将来のビジョンをしっかりすり合わせたうえで関係を築いていくからこそ、信頼や愛情がどんどん深まっていくのです。

5.結婚相談所での結婚で後悔するパターン

幸せな内容のインタビューを見たところで、逆にこう思った人もいるかもしれません。

「とはいえ、結婚相談所で結婚して後悔した人もいるんじゃないの?」

結論から言うと「います」。ただし、これは結婚相談所が悪かったというよりは、選び方や進め方によって後悔につながってしまったケースが多いのです。

ここでは、実際にあった「後悔するパターン」を3つ紹介します。

パターン①:性的な価値観のすり合わせをしていなかった

意外と見落とされがちですが、じつは結婚後の不満として多いのが「性の不一致」です。

例えば、

  • 「できれば毎日したい」派と「妊活のときだけでいい」派
  • 普段のスキンシップを重視しているか、そうでないか

など、このあたりの価値観の違いで揉めているカップルはナレソメ内にも結構いるもの。

結婚相談所では、「結婚に関する話をきちんとできる土壌」が整っているからこそ、こうしたセンシティブなことも事前にすり合わせておくべきなのです。

パターン②:条件だけで選んだら、性格が合わなかった

条件だけで選びすぎて、性格や価値観が合わなかったパターンもあります。

結婚相談所では年収や職業、学歴、家族構成などが最初からオープンになっているため、「スペック重視」で選びたくなる気持ちは、正直よくわかります。

しかし、4章の元ナレソメ生へのインタビューを読んでもわかるとおり、結婚においては見た目やステータスなど外側の肩書きよりも、一緒に暮らせるかどうかという視点を持つことが何より大切です。

パターン③:話し合いをちゃんとしなかった、勢いだけで結婚してしまった

「とにかく早く結婚したい!」と焦って結婚を決めたパターンも、後悔が残る可能性が高いです。

勢いが悪いとはいいませんが、冷静にすり合わせをしないまま進むと、後々「こんなはずじゃなかった……」と感じやすくなります。

特に「家事育児の分担」「お金の使い方」「親との距離感」など、結婚生活に直結するテーマは、ラブラブな時期ほど「ま、いいか」で済ましてしまいがち。

いい人が見つかった! 早く成婚退会しよう! と急ぐ前に一度立ち止まって考えてみましょう。

以上3つが、結婚相談所での結婚で後悔しやすいパターンたちでした。とはいえ、これらのポイントに気をつけて進めれば、結婚相談所はむしろ失敗しにくい婚活手段になるでしょう。

6. 結婚相談所で幸せになれた人の共通点とは?

では、どうすれば後悔せずに結婚相談所で幸せな結婚ができるのか? というところを、この章でお伝えしていきますね。

元ナレソメ生へのインタビューや過去の卒業者の傾向を振り返ってみると、共通してみえてくる特徴があります。ここでは、結婚相談所で「納得のいく幸せ」を掴んだ人たちに共通するポイントを3つにまとめてご紹介します!

共通点①:自分の価値観を明確にしていた

自分が何を大切にして生きていきたいか、どんな家庭を築きたいかを明確にしておくことで、ミスマッチを防ぐことができます。

「仕事が大好きだから結婚後もバリバリ働きたい」
「子どもが欲しい」
「家事育児は半々で分担したい」

このような価値観を事前に整理していた人は、相手とのすり合わせがスムーズ。結果として、お互いの理想をすり合わせた、納得できる結婚につながりやすくなるのです。

ぱんだ
ぱんだ

ナレソメ予備校では、仲人との面談でしっかり価値観を棚卸しする時間をとるぱん。希望条件だけでなく、「そもそもどんな人生を送りたいか?」まで一緒に言語化していくので、マッチングの精度もグッと高まるのが特徴ぱん!

共通点②:条件だけでなく、フィーリングも大切にしていた

プロフィールの条件にぴったり当てはまる理想の人がいても、「なんとなく違和感があるな……」と感じたことはありませんか?

逆に、「この人は条件に100%合ってるわけじゃないけど、なぜか話が合う」といった相手に出会ったとき、フィーリングを大切にできた人は幸せな成婚に至りやすい傾向にあります。

実際、ナレソメ卒業生のなかにも「最初は条件外でお見合いに行くのも面倒……と思っていた相手と実際会ってみたら自然体でいられてびっくりした」というような声もたくさん聞こえます。

条件ももちろん大事ですが、一緒にいて心地よいという感覚こそ、幸せな結婚生活を続けるポイントです。

共通点③:仲人としっかり相談しながら動いた

「いい人なんだけど好きになれなくて……」
「仮交際の相手が3人いて、誰がいいか迷ってる」

婚活中、こういった迷いや悩みはつきものです。そんなとき、ひとりで抱え込まず仲人に逐一相談していた人ほど、結果的に良い選択ができています。

他人に頼るのがとても苦手な人もいるでしょう。でも、仲人は数多くの男女を見てきたプロ。あなたが考えるよりもベストな答えを持っている可能性が高いため、とにかく大小問わず悩みがあったら頼るのがおすすめです。

ぱんだ
ぱんだ

ナレソメ予備校では、専属の仲人がLINEでいつでも相談に乗るぱん。悩んだらすぐ連絡できる仕組みだから、悩みの「タネ」を逃さずキャッチできるんだぱん

7. まとめ

結論、結婚相談所で結婚すると幸せになれます。なぜなら、結婚前のミスマッチを防ぐ仕組みがたくさん整っているから。

実際、ナレソメ予備校を卒業していった多くの人が、結婚後も「幸せです」と答えてくれています。

とはいえ、「条件だけで選んでしまった」「すり合わせが足りていなかった」などの理由で、後悔してしまうケースもゼロではありません。大切なのは、自分の価値観を明確にすること、相手とのすり合わせをしっかり行うこと、そして信頼できる仲人と一緒に動くこと。

ナレソメ予備校では、この「すり合わせ」や「内面の整理」の部分をとても大切にしているので、婚活に慣れていない人でも安心して進められます。

幸せになりたいなら、自分に合った婚活の進め方を選ぶことが大切。ぜひナレソメ予備校の無料面談で一緒に考えていきましょう。

ナレソメノート編集部