【成婚インタビュー】マッチングアプリの洗礼を受け、「独身証明書しか勝たん!」結婚相談所で「理想の相手」とマッチするまでの話。

ナレソメ予備校を成婚退会し、幸せへの道を歩み始めたナレソメイトを紹介する成婚インタビュー。

今回スポットを当てるのは、「傲慢高望み条件で全力投球しました」と笑う ぴぴさん(32)×なおさん(35)夫妻。「マッチングアプリは魔境だった」と笑うぴぴさんが、結婚相談所で素敵な旦那様と出会うまでのストーリーです。

マッチングアプリは「魔境」。結婚相談所に決めた理由は、「意外とライトだったから」

ー婚活を始めたきっかけを教えてください。

ぴぴさん:もともとはあまり明確な結婚願望は無かったんですよね。子どもは欲しいけど結婚願望は「いつかは」って感じで。その頃は特に「何歳まで」と目標があったわけでも無かったので、のらりくらりと過ごしていました。

だけどそんな時に、友達二人が、同じ年に出産して。大学時代と高校時代の友人だったんですけど、結婚して子どもを持ったことで、彼女たちのライフステージがガラッと変わったんです。それに寂しさを感じたのと同時に、急に不安になりました。それに加えてちょうど30歳のときにコロナが流行した影響で、気づいたら出会いもないままに「あれ、30歳すぎちゃった!」って感じで。その時にも子どもが欲しいという気持ちは強かったので、いよいよ婚活しようと行動にうつしました。

なおさん:私はもともと結婚願望があったのですが、職場では同年代の人も少なく、出会いのチャンスがありませんでした。そんな時に結婚相談所の「強制的にマッチングできる」という仕組みに惹かれて、軽い気持ちで始めたのが婚活のきっかけでした。

ー婚活をはじめてすぐに結婚相談所にこられたんですか?

なおさん:いや、マッチングアプリもやってみましたね。ちょうど長く付き合っていた彼女と同棲解消したタイミングで、withとomiaiに登録しました。ただ、やっぱり効率が悪くて……。いざお会いできても相手に結婚願望がなかったり、あっても「1,2年先で考えています」と言われたりで、ストレートに結婚する相手を探すのには不向きだなと思いました。結婚への熱度が一致しなくて、時間の無駄に感じましたね。

ぴぴさん:私もマッチングアプリはやってみました。だけど……大変でしたね。あそこは…まさに魔境でした…(笑)。相談所と比べると会うまでのやりとりもめんどくさいし、何よりあの場所は、人を見極める力が相当必要ですよね。実際に、いい人だと思ったら実は既婚者だったこともありました。

ーなんと。どうして既婚者だと気づいたんですか?

ぴぴさん:アプリには既婚者が混じっているかもしれないと分かっていたので、めっちゃ警戒してたんですよね。だけどその人はラインの名前は漢字フルネームだったのが少し安心要素になっていたし、Facebooも、最初はその名前でヒットしなくて……。でも、ふとした時に、以前会話の中で苗字が変わった話をしていたのを思い出し、ネットストーキングが得意な友達にも手伝ってもらって、その名前で改めて検索してみたんですよね。そしたら、既婚者である証拠がわらわらと……その件で、アプリは辞めました。今は、「独身証明書しか勝たん」と思ってます(笑)

ー結婚相談所に偏見は無かったですか?

ぴぴさん:私は勝倉さんのXをフォローしていたので、特に偏見はありませんでした。寧ろ、なんだか楽しそうだなって思っていたくらい。

なおさん:私は結構ありましたね。昭和の仲人さんのイメージが強くて、「なんだか古臭いな」って思っていました。でも、調べ始めると意外とライトな感じで取り組めるんだなと思いましたね。

「感じ悪い条件」高望みのはずが、まさかの全面一致した相手との出会い

ー出会いのきっかけを教えてください。

ぴぴさん:私から申し込みました。軸にしてた条件が3つあって、「身長176cm以上」「顔」「年収」です(笑)自分でも「条件厳しいかな?」って思いつつ、でもやっぱり譲れないところがあって…(笑)

なおさん:感じ悪い条件に見えるよね(笑)

ぴぴさん:そう。だけど夫はその全てに合致していたので、ちょっと高望みかなと思っていましたけ

ど、勢いで申し込みました。

ーなおさんは、人気会員だったみたいですね。

なおさん:その当時はよく知らなかったんですが、そうだったみたいですね。実はたくさん申し込みをいただいて…年間で120人〜130人くらいとお見合いしました。でも、そのせいなのか婚活1年目にしてちょっと疲れちゃって、一度休会してリセットしたんですね。その後再スタートしてすぐに出会ったのが、ぴぴさんでした。申し込みが来た時は「ビビッと来た」というより、「普通に良さそうな人だな」って印象だった気がしますね。

ーお見合いの第一印象はどうでしたか?

ぴぴさん:写真よりも素敵な方が来たなと思いました。スーツが似合う体型で、写真で見たよりもがっちりしていて、爽やかでシュッとした素敵な人だなって。

なおさん:ぴぴさんはその時ショートヘアだったので、ボーイッシュなイメージを持ったと同時に、話してみると穏やかな話しやすさを感じましたね。正直今までお見合いしてきた他の人は、「お客様気分」みたいな人もいたけど、ぴぴさんは相手を気遣う部分が見えて……。見た目はチャラっとしているけど、中身はしっかりしているんだな、と感じました。素直に、「また会いたいな」と思いました。

ぴぴさん:チャラっとしてました?

なおさん:してました(笑)

ぴぴさん:そういえばあの時はお見合い写真も赤髪ボブだったもんな…。何よりカジュアル写真がひどかったよね。黒髪ベリーショートと、金髪ショートの写真で(笑)

なおさん:(笑)派手目なお姉さんが来るかな、と思ってたけど、実際には普通の方が来たから、そのギャップも良かったのかもね。

ー仮交際期間中はどうでしたか?

ぴぴさん:なおさんはデートのプランを考えるのが本当に上手で、担当仲人さんからもいつも「ドラマみたいだね」って言われてました。仮交際中は4回デートしたのですが、1回目は代官山のカフェバーと、帰り道の散歩。2回目は母校が一緒だったのもあってキャンパスツアーをして、3回目は凄く美味しいスペイン料理を食べた後、バーに行って…そして4回目は、マザー牧場でした。どれもすごく楽しかった。

「この人とならやっていける」お相手を選んだ決め手から、感動のプロポーズまで

ーお相手を選んだ決め手はありますか?

ぴぴさん:私は直感型なので、最初のお見合いでも「ビビッ」と来ていましたし、1回目のデートの時には、「素敵だな」と思っていました。最初に行ったお店で4時間くらい喋って、結婚や休日の過ごし方、実は涙もろいんだってところまで、自然と深い話ができたんですよね。「この人とならこの先、いろんなことを話し合いながら過ごせそうだな」と感じました。とにかくなおさんの人間性が素晴らしいんです。

なおさん:私はどちらかというと積み上げ型なんですけど、1回目のデートがとても長かったのに、「もっと話したいな」と思った自分に驚きました。普段は疲れるとシャッターを下ろしてしまうんですけど、ぴぴさんとはずっと喋り続けられるというか。母校に行った時も、帰りに行った居酒屋でリラックスできて。きったない居酒屋だったんだけど、そんなところでも喜んでくれるんだなって嬉しかった。「この人とならやっていける」と思いました。

ープロポーズの日のことを教えてください

ぴぴさん:クリスマスイブに合わせて、なおさんがいろいろ考えてくれました。車で迎えに来てくれて、横浜をドライブして……その後都内に戻ってきてお台場で夜景を見ながらのプロポーズという、盛り沢山な内容でした。しかも、パンが好きな私のために、朝からパン屋に並んでくれたんです!道中で食べられるようにって。「パンが好きなことを覚えてくれてたんだ」って、それも本当に嬉しかったな。

なおさん:1ヶ月前からいろいろと計画していましたね。ホテルは決まっていたので、プレゼントを買ったり、プランを決めたり。歩くのが好きだから横浜の赤レンガ倉庫に行こうとか、晩御飯はどこにしようかなとか。その中で、何か移動時間に楽しみがあるといいなと思った時に、「あ!そういえばパンが好きだった!」と思い出したので、オプションでパンをつけました(笑)朝からパン屋に並びましたね(笑)だけどプロポーズは緊張したな……。

ープロポーズのお互いの感想を教えてください。

ぴぴさん:「今日してもらえるんだろうな」ってのは分かっていたのですが、いざ始まると感動して涙出てきちゃって……。ぶっちゃけ、最初しか覚えてないんです。とにかく幸せな気持ちがぶわっとあふれてきました。

なおさん:僕の方は「ちゃんと喋んなきゃ!」と必死でしたね(笑)この日までにいろんな人のプロポーズを見ていたので、「あんな風に起承転結で喋らなきゃ!」と思っていたのに、いざその場面になるとふっとんじゃって。「一緒にいたいんです」と言ったのだけ覚えています。彼女は、冒頭は覚えているみたいですが、私は全部覚えてません(笑)その瞬間まで予定通りにことが運ぶかドキドキしていたのですが、最後のルームサービスが予定と間に合ったことで、力が抜けたんだと思います。用意していた台詞は吹っ飛んじゃったので、口から出てくる言葉をそのまま喋ったと思います。彼女が泣いてくれて、ほっとしました。

ぴぴさん:ちなみに24日のディナー中に不動産屋さんから電話がかかってきて、「いい所を見つけたので仮で押さえちゃいました!明日内見いきましょう!」って言われて。ホテルの翌日にそのまま内見に行って、2人の家を決めました(笑)

面倒臭さも受け入れて。結婚してから、思うこと

ーいざ一緒に住み始めて、予想外だったことなどはありますか?

ぴぴさん:思っていた以上にO型だなと思いました(笑)いい意味でおおざっぱだな、と。

なおさん:僕の方は「ちょっとめんどくさいな」って思いました(笑)彼女には謎の自分ルールがあって、「このルール、辻褄があわなくない…?」みたいなことも多かったです(笑)例えば「サランラップは外に置きたくない!」みたいな。なんで?って(笑)

ぴぴさん:パッケージがださくて景観が汚れるのが嫌なんです(笑)

なおさん:最初はそういう細かいところが「面倒臭いなあ」って思ってたけど、今はお互いが肌感で何が嫌かを理解できるようになってきたので、なんとも思わなくなりました。

ぴぴさん:私自身も、彼に合わせるようになりましたね。細かいところで言えば、私はトイレの蓋をあける動作が嫌いで、自分がトイレした後、流す時に蓋を閉めて、その後に次の人のために、もう一回蓋を開けておくんです。彼は「それ、やる意味なくない?」と思っていたらしいのですが、これも最初は私ルールで。だけどその話を彼の知人とした時、「で、どっちがトイレ掃除してるの?」と言われて……。「旦那さん」といったら「じゃあ従え」と言われて、「確かに!」と思ってそうなりました(笑)少しずつ譲り合っていますね。

ー結婚相談所って、成婚までのスピードが早いですよね。そこに対するデメリットって感じましたか?

ぴぴさん:大きなデメリットは感じなかったですね。あえて言えば、親がびっくりしていました。本人たちは良いと思ってどんどんすすめていったんですけど、親の方が感情的にとまどって、「え?!もう入籍!?もう一緒に住むの!?」って(笑)もともと両親は私の結婚を諦めかけていたらしく、急展開に戸惑ったみたいです。

なおさん:そういえばそうだね。親の挨拶を後回しにしていたから、ちょっとブチギレられました(笑)周りとの温度感が一致しにくいので、そこは説明や配慮が必要かもしれません。

ぴぴさん:私が地方なのもあって、すっと挨拶に行けなくて……。直接会って話せないことも重なって、お互いにフラストレーションがたまってたんだろうね。そこは寄り添ってあげても良いかもしれないですね。

ー結婚相談所での活動やサポートはいかがでしたか?

ぴぴさん:私はナレソメなので、とにかく常に即レスでした。女子会などのコミュニティ活動も毎週開催されたりと、いろんな面でサポートがあったので活動しやすかったです。何より担当の仲人さんと馬があったのが良かった。デートを報告するたびに、「ドラマみたいですね」と言ってくれたり。「次はこういう会話をしたほうがいいかもね」とか、細かいアドバイスをくれました。そのおかげでしっかり関係構築しながら結婚まで走れたなと思っています。

なおさん:僕はナレソメとは違う結婚相談所だったのですが、最初の担当さんとはちょっと合わなくて。最初の一年は無駄な時間だったかな……。ただ、担当さんが途中で変わって、そこからは素直に自分の素が出せる婚活ができたと思います。「あなたのスペックで決まらないのはおかしい」といってくれて(笑)そこからは「絶対きめてやる」と献身的にサポートしてくれて妻と出会えたので、結果的には良かったと思います。

ぴぴさん:あとは結婚相談所って適正なマッチングが分かるので、度胸試しというか、自分の実力をはかるのにもすごく良い場所だと思います。自分で体験してみないとわからないよって思いますね。

なおさん:結婚って、「くだらないことがおもしろい」って思えるんですよね。僕はそれが楽しくて。自分1人だったらゴミをぽいって捨てて終わり、みたいな場面でも、そのゴミですら笑えるというか。一個一個拾って笑えるのが、「ああ、共同生活してるな」って思えますね。1人では出会えなかった経験や出会いがとても増えました。自分を変えたい、変わりたい!という人は、是非一歩踏み出してほしいなと思います。

2人の間に流れるのは、お互いを信頼しているからこそ作られる、柔らかい空気。その穏やかさはインタビューしている私にまで伝わり、幸せな気持ちになりました。

現在、そんなおふたりの間には念願のベビーが生まれ、さらに輝く笑顔が溢れている様子。

ナレソメ予備校では、卒業後のサポートも欠かしません。ご家族3人の笑顔がこれから先も続くよう、引き続き寄り添って参ります。

yuzuka

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