婚活成功の鍵は内省と自己理解にあり!恋愛心理学者・山崎が語るナレソメ予備校「診断プログラム」の真価

「価値観は人それぞれ……で終わらせるのって、好きじゃないんですよ」  

穏やかな表情できっぱりと言いきるのは、結婚相談所・ナレソメ予備校の学年主任を務める心理学者・山崎だ。
その知見をいかし、会員に多彩な診断プログラムを提供している山崎は「曖昧さを排して、行動変容につなげる」ことを何よりも大切にしている。  

山崎が立ち上げた診断プログラムは、1人1人が着実に行動に移し、婚活をスムーズに進めるための重要なカギとなっているのだ。

他の相談所では類を見ない、ナレソメ予備校の診断プログラム

2025年3月現在、ナレソメ予備校では主に以下の診断プログラムを提供している。

・婚活戦闘力診断

 ┗婚活市場における、いわゆる偏差値を算出。

・マッチグラム診断

 ┗夫婦関係において出やすいコミュニケーションや意思決定のスタイルを理解する診断。

・ラブスタイル診断

 ┗結婚生活やパートナーシップに求めている要素を明らかにする診断。

・リトライ前マリッジチェック

 ┗再婚者や真剣交際ブレイクの方が対象。マッチグラム診断とラブスタイル診断を行い、活動をリスタートするにあたっての内省支援や婚活戦略のサポートを行う。

・成婚前マリッジチェック

 ┗真剣交際中のカップルや成婚者、既婚者が対象。マッチグラム診断とラブスタイル診断を行い、より円滑な結婚生活を送れるよう具体的なアドバイスを行う。

この中で、最初にリリースしたのは『婚活戦闘力診断』だ。始まった経緯は、ナレソメ予備校 塾長・勝倉が語っているように「婚活市場における、自分の立ち位置を知りたい人が多かった」からだ。

婚活戦闘力診断を皮切りに、その後『マッチグラム診断』が始まり、2024年には『ラブスタイル診断』がリリースされた。
そのきっかけは「山崎だった」と勝倉は回顧する。

山崎と会話していると、色々な理論の話が出てくるんですよ。正直、なんで黙ってたんだというくらい面白そうな理論もあって(笑)。中でもマッチグラムは、会員様の活動を後押しできると確認して、サービスとしてリリースしました」(勝倉

『マッチグラム診断』で、あなたの「コミュニケーションスタイル」が明らかに

マッチグラム診断はラブスタイル診断とともに、活動前に受ける。
この結果はプランナーの選定やマッチングする可能性が高いお相手をレコメンドする『ナレソメマッチング』などに活かされる。

その中で、マッチグラム診断は会員がアンケートを回答することで、コミュニケーションの傾向が明らかになる。
その結果は、「オキモチ」「サムライ」「ロボット」のいずれかに分類される。

「自分軸に一貫性があるのがサムライ、普遍の真理を希求するのがロボット、そして感情を大事にするのがオキモチです。
興味深いのは、この結果が変化しうることですね。
もともとサムライだった人がオキモチになるなど、ライフイベントによって変わることもあります」(山崎

ナレソメ式コミュニケーションタイプコミュニケーションの特徴
オキモチ自分や周りの人の感情に敏感な人たち
サムライ自分軸や信念がはっきりした人たち
ロボット事実に基づく客観的な分析が得意な人たち

マッチグラム診断は会員からも好評で、その結果についてよく質問されるようだ。
確かに、自分はどのタイプなのか、これまでの人生で意識することもなかったはずだ。
そして、山崎とともにマッチグラム診断をリリースした勝倉にとっても、マッチグラムの結果は新鮮だった。

「自分がどんなコミュニケーションスタイルか知る由もなかったし、初めて知ったときは自己理解がより深まりました。
それに、目の前の方がどんなコミュニケーションスタイルか意識することで相手への理解も高まり、仕事にもいきています。

例えば私はロボットタイプなので、意識をしないで他のタイプと接すると、意図せず相手を傷つけてしまうことも(笑)。
社内にはサムライやオキモチのタイプの社員も多いので、相手のコミュニケーションスタイルに合わせて変化するようにしています」(勝倉

「相手に何を求めているのか」が見えてくる。内省がより深まる『ラブスタイル診断』

入会時に受ける、もう1つの診断プログラムがラブスタイル診断だ。
会員がアンケートに回答することで「相手に何を求めているのか」、その傾向がわかるという。
アンケートの結果は「ルダス」「プラグマ」「ストルゲ」「アガペ」「エロス」「マニア」の6要素それぞれに点数がつき、六角形で表現される。

要素点数が高いとどんな傾向があるか
ルダス裁量重視。深く関わり合うより、お互いに自立した関係性を望む。
プラグマ実利重視。パートナーへ年収や学歴などのステータスを求める。
ストルゲ友愛重視。共通点を見つけてゆっくり関係を進展させる。
アガペ自己犠牲型。パートナーの幸せに貢献したいと考える。
エロストキメキ重視。外見的魅力や一緒に過ごす時間の高揚感を求める。
マニア嫉妬型。パートナーとは独占排他的な関係性を望む。

婚活における特徴をナレソメ独自に分析

「ラブスタイル診断は、恋愛色彩理論という学術界でも深く研究され、信頼性が高い理論をベースにした診断プログラムです。結果も六角形で可視化されて点数も出るので、会員様にとってもわかりやすいのが特徴ですね」(山崎

マッチグラム診断と同様に、ラブスタイル診断の結果もライフイベントなどによって変わることがある。
ナレソメ予備校では、後述する成婚前マリッジチェックやリトライ前マリッジチェックでもラブスタイル診断を受けて、変化を確認できることもあるという。

「こういった変化を見て、内省を楽しめるのもラブスタイル診断の魅力です」(山崎

このラブスタイル診断の結果を踏まえて、ナレソメ予備校ではラブスタイルセミナーを提供している(サクッとプランの会員は対象外)。
ここで、自身についてさらに深く知ることができる。

「例えば、ラブスタイル診断で『マニア(嫉妬深さ)』の点数が出るのですが、これが高いと相手のことを気にしすぎる傾向があると考えられます。
これを事前に知っておくと、交際中の相手との違いを確認しながら関係構築ができるので、相手への期待値がズレにくくなります。

このような診断結果の読み解き方をラブスタイルセミナーでお伝えし、さらに山崎ゼミでは会員様それぞれに直接フィードバックすることもあります。マッチグラム診断と併せてここまでやると、内省をグッと深められるでしょう」(山崎

『リトライ前マリッジチェック』で辛いときでも行動につなげる

ナレソメ予備校の診断プログラムは、内省を深めて終わりではない。

この結果を具体的な行動につなげなければ意味がない――。繰り返しになるが、それが山崎の信条である。

それをもっとも体現しているのが、『リトライ前マリッジチェック』だ。
再婚者、もしくは真剣交際がブレイクした方にのみ提供しているプログラムでは、まずマッチグラム診断やラブスタイル診断を受けると同時に、「なぜお相手とうまくいなかったのか」をアンケートで回答してもらう。

そして、その結果をもとに山崎と面談を実施。ブレイクした要因の確認などの振り返りをして、結婚に対するイメージのヒアリングも行う。
その結果と診断プログラムの結果を踏まえて、会員自身が克服すべき課題やパートナー探しのポイントをお伝えし、「二度と失敗しないため」の戦略を考える。

「診断結果と過去の振り返りと反省を踏まえて、今後の具体的な行動まで落とし込みます。例えばお見合いを2件しようとか、目の前の会員様がきちんと活動につなげられるようにアドバイスします」(山崎

リトライ前ということもあり、会員は少しネガティブな状況に陥っているケースが多い。そんなときだからこそ、優しく、フワッとしたアドバイスで寄り添うこともできよう。

しかし、あえてそれをせず、前を向いて行動を後押しするのは、厳しさの中にある「優しさ」といえるかもしれない。

大人気プログラム『成婚前マリッジチェック』で、結婚後の夫婦関係構築も万全に

山崎が提供する診断プログラムで大人気なのが『成婚前マリッジチェック』だ。
2025年3月時点で、なんと3か月待ち。真剣交際、そして成婚後に受ける会員が絶えないという。

『成婚前マリッジチェック』では、カップルにマッチグラム診断とラブスタイル診断を受けてもらう。
そして、その後心理学者との面談を実施して、カップルの関係構築が着実に進むよう何に気をつければいいのか、具体的なアドバイスを行う。

「お互いのマッチグラム診断とラブスタイル診断の結果を照らし合わせて相性を点数化したり、一緒に過ごす際の注意点などをお伝えしたりしています。
例えば一緒の部屋で過ごしたほうがいいか、それとも分けたほうがいいか。家事の分担をどうすればいいのかなど、カップルの相性を踏まえて具体的なアドバイスをしています。

診断プログラムなどの客観的な結果も踏まえて、ここまで踏み込んだことを言ってもらえることはほとんどないでしょうね」

これからより良い人生を歩むために、何をすればいいのか。ナレソメ予備校の会員は、成婚の先を見据えているのだろう。また理論などに基づいて、2人の関係構築についてアドバイスをもらえる場は、世の中にほとんどない。

だからこそ、山崎のアドバイスを求める人は増え続けている。

他の相談所では類を見ない、ナレソメ予備校の診断プログラム。その原動力には、ナレソメ予備校にしかいないであろう心理学者の存在がある。当の本人も、そのことは自覚しているようだ。

「他の相談所との差別化は、山崎がいるかいないかですよ」

そう語る本人は、穏やかな笑みの中に確かな自信を宿していた。

副編集長 タナカ