バチェロレッテ3を考察して考える「拗らせ婚活女」が幸せになる方法【ネタバレ最終話予想あり】

Xを中心に話題沸騰中のバチェロレッテ3。  

開始前は「バチェロレッテ史上最高学歴」と話題になった彼女。個性溢れる男性メンバーと順風満帆に旅を終え、スムーズにラストローズへ辿り着くことを予想されていた彼女だったが、実際には「バチェロレッテ史上最強にフラれた女」と比喩されるほど、前代未聞、波乱万丈な旅路となっている。

どうして至高の存在、「バチェロレッテ」であるはずの彼女が、ここまで「フラれまくる」のか。結婚相談所ナレソメ予備校のモテコンサル勝倉yuzukaが意見を持ち寄り、緊急対談を行った。

「人選が悪かった」どうしてこうなった、バチェロレッテ3

yuzuka: さて、悲鳴をあげながら温泉旅館でバチェロレッテを見終わった勝倉さん、まずはep7まで見た感想をお聞かせください。

勝倉: どっから触れよう…。ツッコミどころが多すぎて…。

yuzuka: 笑

勝倉: とにかく、なにを見せられてるんだって感じでしたね。婚活市場の地獄をエンタメとして映像化してしまったのでしょうか?

yuzuka: たしかに今回は亜樹さんと婚活女子を重ねて、胸が痛くなるシーンが多かったです。

勝倉: あんなのわざわざ番組でやらなくたって、婚活市場に来たらありふれた物語ですよ。

yuzuka: 今回、Xでもいろいろと炎上していますが、どうしてあそこまで大惨事になってしまったんだと思いますか?他シーズンと比較しても、ネットが酷評の嵐でしたよね。

勝倉: まずはそもそも、人選が悪いね。亜樹さんがというより、今回って男性陣に、ハイスペを揃えちゃってるのよ。そこが始まりな気がするね。彼らくらいハイスペな人たちからすれば、亜樹さん以上にタイプの人やバリキャリの人って、普段からまわりにいるわけじゃないですか。彼女もとても素敵な女性だとは思いますが、あくまで彼ら基準で見た時、バチェロレッテ側に圧倒的な輝きみたいなものが足りなかったんだと思います。

yuzuka: なるほど。たしかにあれくらいのハイスペ男性たちって、普段はよりどり緑の中から選ぶ立場ですからね。

勝倉: そうそう。今までのバチェロレッテの男性キャスティングって、肩書き重視じゃなかったでしょ。それこそヒモ希望みたいな人もいっぱいいて、ハイスペと呼ばれる部類の人は少なかった。もしも今回もそういうキャスティングをしていれば、こうはならなかったように思いますね。それこそシーズン1の萌子さんの時のように、亜樹さんを絶対的にリスペクトする人とかが出てきて、その中からガチ恋が発生したと思いますよ。今回は男性陣のレベルが高いが故に、バチェロレッテが見劣りしちゃうんですよね。非日常感が無い。

yuzuka: 確かに彼らの普段出会う女性もそこそこレベルが高いからこそ、バチェロレッテ側に絶対的に光り輝く「伝説の女」感が無かったのかも。とはいえ、シーズン1のように、肩書きなんて関係無く「ほぼニートやんけ」みたいな熱意だけが高い人を集めてやると、やっぱり最終的には女性側が「選べない」となるし……。バチェロッテって、キャスティングがめちゃくちゃ難しいと思いますね。いろいろ試してみてるのかも?

勝倉: あとは更に問題なのはさ、そのキャスティングの中での、彼女自身の人選のチョイスよ!なんでヴィオラ奏者(飯野さん)を落とすねん!

yuzuka: それなすぎるんだよな!?

勝倉: 選択肢、ヴィオラしかなかったでしょうが。結局は顔とスペックという浅いところで選んだ結果、候補者の中でもとくに脈が無さそうな男「だけ」を残してしまっているんですよね。まじでそういう婚活女子、500万人いますよ。

yuzuka: それは私も思いました。結局最後まで残ったのが、「顔の良い気のなさそうな男」ばかりという婚活界隈のありきたりな悲劇に見えて。まあ…「誰を選ぶべきか」の話は後ほど深掘りしましょう。言いたいことがありすぎます。

問題は「容姿」や「高学歴」じゃない。「史上最強にモテない」と呼ばれてしまうに至った、本当のワケとは?

yuzuka: とは言えですよ、勝倉さん。いくら彼らがハイスペで、周囲にイケイケ美女がたくさんいるのだとしても、その中で彼らはあえて、「バチェロレッテ」の旅に参加しているわけじゃないですか。男性陣は彼女が高学歴なことも、どんなルックスをしているかも前もって理解して、そのうえで仕事まで休んで、亜樹さんと恋愛をしにバリに来ているわけです。Xを見てると、「彼女がフラれるのは高学歴だからだ!」とか「見た目の問題だ!」とか、まあ薄っぺらい考察が蔓延っていますけど、私は全部的外れだと思ってます。少なくとも参加を決めた男性陣には、彼女の見た目や経歴は刺さっているはず。そもそも亜樹さん、好みは分かれるとは言え、間違いなく美人ではありますよ。ミスユニバースですから。にも関わらず、旅の中であれだけフラれる、拒絶されるっていうのは、やっぱり彼女の経歴やルックスなど、表面的な部分以外に理由があるんじゃないかって。そこを分析していきたいです。

それこそ「気の強そうな見た目」や「押しの強さ」だけが原因だというなら、シーズン1の萌子さんも同じタイプじゃないですか。でも、萌子さんの時は鼻水だらけになって「帰りたくない」という男子が発生するくらい、あちこちでガチ恋発生してましたよね。

勝倉: そうなのよね。「高学歴」なんてむしろ加点要素だし、彼らはハイスぺなので、それにコンプレックスを感じて選ばないというのはありえない。つまりは彼女の場合、会った後にいろいろ問題があるのよ……。語りきれない…。

yuzuka: 振り返っていきましょうか。まずは、男性の登場シーンから……。

勝倉: マヌカハニー事件ね…。

yuzuka: あそこが全ての発端だったんじゃないかな?って思ってます。マヌカハニーから続いた、拒絶拒絶のオンパレード……。

勝倉: ナレソメ用語でいう「排除女子」だよね。牛を触らない、ダンスの時に手をとらない……。許容度が狭すぎる。あの時点で彼女は、男性たちの自信をひたすら折っていったよね。彼らが頑張ってアピールしているのを、全部へし折っていった。

yuzuka: 最初の時点で出鼻を挫かれた感じがありましたよね。あれ、実は男性のモチベーションを下げる原因として、めっちゃ大きかったと思ってます。バチェロレッテって男性がアピールできる場所が少なくて、なんならプロデュースができるのって、あそこが唯一って人もいるわけじゃないですか。それをあんな風に、「いや、いいです」って露骨にはじかれると……。

勝倉: ち⚪︎こ萎えさせてるよね。

yuzuka: こういう事を言うと、「なんで男に媚びないといけないわけ?」って人いますけど、これって強い女がどうとか、なんなら本当は男女さえ関係無いんですよ。何かをしてくれたことに対してある程度のリアクションをするって、マナーに近いと思うんですよね。しかも今回は全員が恋愛相手の候補として、自分のためにわざわざ異国の地に来てくれている。あの場面でそれなりに感謝や好意を見せないと、男性側のモチベーションは上がらないよな、と思います。

シーズン2の美紀さんがリアクションの良さを話題にされることが多いですが、萌子さんもめちゃくちゃリアクション良いですからね!?いや、気持ちは分かりますよ。私もマヌカハニーは拒否したいし、牛なんて連れてくるなよ可哀想に!と思うんですけど(笑)それを露骨に出すことで、損しちゃうよなと。

勝倉: 亜樹さんは恋愛経験の少なさからなのか、気を持たせるのが下手だよね。あれだと男性は、「無理だろうな」と自信を失っちゃう。

yuzuka: あれがお見合いだとしたら、あの時点で「この人は無理だ」ってシャットダウンしちゃう人も多いと思うんです。そうなると、仮交際にさえ進めないわけじゃないですか。だって頑張って用意した事を緊張しながら披露したらあのリアクションですよ!?しかも自分たちと喋ってもいないのに、突然ハイスペイケメン系の坂口くんに薔薇を渡しちゃう。いやあ、あの状況で尚気持ちよく、「それでもこの人とデートしよう」って思える強者はなかなかいないんじゃないでしょうか。私なら帰りたくなる。だけどバチェロレッテの場合はあの雰囲気の中、問答無用であそこから、彼女に選ばれるための旅が始まる……

勝倉: キツイよね。あとは彼女、「嫌だな」って思った時の表情が露骨すぎるように思えた。

yuzuka: そうなんです!とくに彼女が損だなと思うのは、パリッとした目鼻立ちの整った綺麗系のお顔なんですよね。あそこに不機嫌な表情がのっかると、単純に怖いんですよ。男性が最も苦手な「不機嫌な顔」に見えちゃう。せっかく綺麗なのにそれを生かさないのはもったいない。

勝倉: 「ウエっ」て感じの表情する場面、何度もあったよね。しかも100歩譲って、あの表情を気に入ってない人の前でだけやるなら分かるのよ。だけど彼女、気に入ってる人とのデートでも随所にあれを出しちゃうじゃん。あれだけ気に入っている坂口さんとの会話の中でさえ、「え?チャラいってなんですか?」とか、櫛田さんの前で「普通って何?」とか、あからさまに「ひいてます」みたいな顔をしちゃう。

yuzuka: 私がとくに印象に残っちゃってるのは、ファッションコーディネートをするグループデート中に、山本さんが「大事な話をしたい」と言ったのに対して、その場で露骨に「え?なんですか?」って、めちゃくちゃ嫌な顔した時。いや、まだその表情出す段階じゃ無く無い!?いきなりそんなに不信感丸出しにしたら怖いよ!って思いました(笑)あとは……サファリデートもね……。自分がプランニングしたはずなのに、麒麟の餌やりを全力の拒絶顔で嫌がった結果、ただ乗り心地の悪い乗り物でみんなが揺られてるだけっていう……。いや、別にいいんですよ。バチェロレッテだし。ただ、ああいう繰り返しで、少しずつ男性のやる気は削げていったんだろうなとは思いますね。きっとセバスは、一緒に楽しくキリンに餌をあげたかったんだ……。

勝倉: 要はさ、幼稚なのよ。「自分の感情に正直」って言ったら聞こえはいいけど、とはいえ彼女はあまりにも自分本位すぎる。自分がこう反応したら相手はどう思うとか、全然考えてない。配慮の無さと幼稚さ。これが諸悪の根源な気がする。

yuzuka: あとは、彼女はとにかく受け身なんですよ。いや、バチェロレッテという構造上、別に良いんですよ!?ただ、それでもあそこまで徹底して「私を楽しませてみて」って姿勢だと、難しいよな、と……。

勝倉: 受け身だし、何かを受け取っても反応は薄いし、そりゃあテンション下がるよね。

yuzuka: いやあ、そうなんですよ。彼女はまだバチェロレッテだから許されますが、恐ろしいのはバチェロレッテでもない婚活女子で、彼女と同じようなムーブをしている方が多いってこと。本当に心を改めた方が良いと思いますね。バチェロレッテでもこうなってしまうなら、一般人がそれをやったら、もうおしまいですよ……。

勝倉: 普通の女があれをやったら、マジで地獄になるよね。

yuzuka: ここでつい比べてしまうのが、シーズン1の萌子さんです。彼女も怒ったり、詰めたり、みたいなシーンはあったのですが、男性陣ひとりひとりにリスペクトがあったし、誰もに興味を持って向き合い、内面を掘り下げようという姿勢を感じたんですよ。今回、亜樹さんにはそれを感じなかった。カメラに映っていないだけかもしれませんが、少なくともあの映像の中には、その痕跡が無かった。

勝倉: そうそう。少なくとも萌子さんは、向き合って掘り下げてたよね。今回はただただ貰ったものを品評して、気に入らないと嫌な顔をして、掘り下げもしないで突き返すって感じだったから、見てる側としても男性陣に愛着が沸かなかったのよ。会話力というか、人の良さを掘り下げる能力が、萌子さんと比べるとちょっと低いように感じたかも。

yuzuka: なんなら私、選ばれた人達の理由すら分からないんですよね。ストーリーが無いと言うか。北森さんに関してはツーショットデートさえせずに最後まで残ってますし、そりゃあ本人も「なんで僕を選んだの…?顔とスペックだけ…?」って疑心暗鬼になりますよね。

勝倉: いや、それよ。北森さんは悪くないと思う。というか北森さんに限らず、SNSでは男性に辞退者が相次いだ事にキレてる人がいたけど、男性陣は悪くないと思いますよ。寧ろあの状況であれだけフラれるって、よっぽどのことだと思った方が良い。

yuzuka: たしかに…。あとはここでも異質さを感じましたが、マジで今回、ドラマというか、感情的なシーンが少ないんですよね。今までのバチェラーやバチェロレッテって、エピソードが後半になってくると、薔薇をもらえなかった人は泣くんですよ。それを見かねたバチェラーやバチェロレッテが、「ちょっと話そうか」とか言って、選ばなかった理由を話して二人で号泣…みたいな場面もあったり。今回は、そういうのが全くなかった(笑)そもそも、デートに選ばれたい!みたいな切実さも感じない。「え?今日俺?まじか〜」みたいな雰囲気すら感じる。

これが前半だけならまだ分かりますが、最終話間近のエピソード7に来てもなお、選ばれなくて泣いている人がいないという異常事態ですからね。寧ろみんな晴れ晴れした顔で、亜樹さんには「ありがとうございました!」だけ。男性陣に向けてのメッセージの方が熱がこもってるし、長い。

勝倉: 残っている人たちの方が複雑な表情してたよね(笑)てか、今回ローズセレモニーすらカットされまくってなかった!?いつもみたいにドキドキして待つあのシーンが削られまくって、ダイジェスト版とか、場面変わったらいつのまにか薔薇持ってますみたいなシーン多くて戸惑ったんだけど(笑)

yuzuka: それ私も思いました(笑)カットするの辞めて欲しい!あれが醍醐味でしょうが!!

亜樹さんは誰を残すべきだった?相談所スタッフの「推しメン」

yuzuka: それにしても最後に残った3名、ほぼ脈なしな気がするのは私だけですか?

勝倉: いや、それよ。

yuzuka: 北森さんは「薔薇は渡さないで」、櫛田さんは「恋人ではなく友達からで」、坂口さんは「俺実はめっちゃチャラいし合コンとかめっちゃ行くよ」。これ、下界で言われたら普通に失恋なんだよな。どういうこと!?この中からどうやって選べばいいの!?全員、セフレをフる時みたいな台詞を吐かないで欲しい。私のトラウマが発動しますよ。

勝倉: なんのトラウマよ(笑)

yuzuka: 私、彼らのあの台詞や表情、知ってるんですよ……。興味の無い相手に言い寄られて、だけどはっきり断れない理由がある中で、良い距離感を保ちつつどうにか本命として付き合うことを避けようとする時、男性はあの目で、ああいう台詞を吐きます…。

勝倉: ウケる(笑)

yuzuka: 梅ちゃん(元消防士)との花火デートなんて、その最たるものでしたよ。「恋愛慣れした脈なし男が興味のない年上女性とめんどいデートしてる時の顔」そのものだった。しかも最後に言った台詞は、「次はみんなと来たいね」いや、告ってないのにフラれとるやん!!あれには記憶が蘇って震えましたよ。バチェロレッテで男性のあんな表情を見せるのだけはやめて欲しいです。事前告知が欲しい。

勝倉: (笑)いやあ、それにしても最初にも言ったけど、今回のバチェロレッテ、残す相手も間違えすぎてるよね。

yuzuka: 私もそう思ってます。では、我々相談所スタッフが見て「亜樹さんの結婚相手として最適だ」と思う推しメンは誰ですかね?

勝倉: ヴィオラ(飯野さん)でしょ。

yuzuka: ヴィオラですよね。

勝倉: あの人、めちゃくちゃハートフルな人ですよ。常に気持ちを言語化して、まっすぐに表現してくれる。あのメンバーの中で最も彼女の心情を拾い上げて理解して、寄り添ってくれてたと思います。婚活となるとスペックだけでなく、どれだけこちらを向いて寄り添ってくれるか、も重視すべきですから。その点で言えば、寧ろ亜樹さんには彼しか、選択肢は無かったはず。

yuzuka: 飯野さんは才能のある芸術家としての感性をフルに生かして、唯一最初から、真っ直ぐに愛を表現してくれている人でしたからね。彼を残しておけばファイナルローズまで見応えがあっただろうし、もしも最後に彼と結ばれたとしたら、「バチェロレッテで彼と出会えてよかったね」って、本気で思えますね。

勝倉: あとは櫛田さん(物理学者)、今回仮にもっと関係構築できていたら、結婚相手としては魅力的な存在ではないでしょうか。だって彼、理系のハイスペですよ?世の中には彼の属性でロジハラする人が多い中、一生懸命亜樹さんの心情や意図を汲み取ろうと努力して、寄り添ってくれるじゃないですか。

yuzuka: 分かります!理系でロジカルに物事を考えられるのに、人当たりが良くて気持ちにも配慮できるって、実はめちゃくちゃ希少性高いですよね!?彼、モテると思います。

勝倉: そうそう。だけど今回は、亜樹さんのことがお気に召さなかったのかな?という感じがしちゃって…。だから選べたのは、やっぱり飯野さんなんだよな。

yuzuka: X人気の高い北森さん(経営者)どうですか?

勝倉: …イケメンだよね。

yuzuka: …そうなんです。ラスト3なのに、「イケメン」しか情報がない北森さん…。でも落ち着きがあって上品だし、一生懸命クッキーも作ってくれるし……悪い面は見えないですね。あのクッキー、あんなに努力したのに!もっと掘り下げてあげて欲しかった!

勝倉: それな…。

yuzuka: あとは人気メンバーでいうと、山本さん(ビートボクサー)男気ありません?最初はチャラいのかな?と思ったけどそんなことなくて、なんだろう、市原隼人っぽさを感じる。

勝倉: 分かる分かる(笑)彼は熱いところもあるし真っ直ぐだし、彼のトラウマ的なところにもきちんと寄り添ってくれる、情緒的な繋がりを感じられる相手と幸せになると思いますよ。

yuzuka: あとはラストに食い込んで来た坂口さん(医師)ですね…。

勝倉: 坂口さんは、中身が整っていないように思うから推せない(笑)あと、変なタイミングでふざけすぎ。

yuzuka : 勝倉さん苦手そう(笑)あと、萌子さんなら初回で落としてる気がします。だって彼、「実はチャラいし合コンとかめっちゃ行くねん」と暴露したうえで「でも、亜樹さんのために変わります」って言ってないんですよ(笑)おそらく現状維持するつもりですよね(笑)いやあ…坂口さんは、結婚しても家に帰ってこなくなるぞと思っちゃいますね。

勝倉: そうよ。それなのにハイスペでタイプだからって目をつぶってああいう男を選ぶから、Twitterで旦那の愚痴を書くことになるのよ。浅はかな婚活女子が選びがちな男像そのものやな。

yuzuka: 不倫を問い詰めても「正解、正解!坂口パズル、正解してます!」って笑いそうで怖い。

勝倉: だからさ、飯野さんみたいな、ちゃんと向き合ってくれる、自分を愛してくれる人を選ぶべきなんですよね。なのに亜樹さんに関しても、彼があれだけ伝えてくれた愛を、全く受け止めないじゃ無いですか。届いていない。これって、「顔がタイプじゃない」とか、「ドキドキできない」とか言って、ハイスペのチャラ男を選んで遊ばれるそのへんの婚活女子がしがちな選択と同じ感じがするんですよね。

yuzuka: あれだけ愛を伝えてくれた飯野さんを落として、ほとんどふたりきりで話してもいない北森さんを残してますからね…。

ファイナルローズは誰?予想はまさかの「返却」?

yuzuka: さて、いろいろと語ってはきましたが、明日はついに最終回です。ここでバチェロレッテの考察らしく、ファイナルローズの予想でもしようじゃありませんか。

勝倉: むずいよな。だけど、この前のカクテルパーティで彼女、坂口さんに「好きです」って言って、微妙な反応されてるんだよな(笑)

yuzuka: 「ありがとうございます、ありがとうございます」ってね(笑)

勝倉: 好きな人に告白された時、人って絶対に「ありがとうございます」って言わないのよ(笑)

yuzuka: 言われてみればそうかもしれない。軽い拒絶ですね……。

勝倉: そう考えると……脈がないと感じた亜樹さんは、櫛田さんに渡すかも?

yuzuka: だけど櫛田さんは櫛田さんで、「恋人ではなく友達からで」と、実質お断りを入れてますからね。

勝倉: だから、「友達からでいいのでお願いします」って渡すんじゃないかな。

yuzuka: まさかのお友達エンド!?前代未聞すぎる。私も渡すのは櫛田さんかな?と思うのですが、結果として櫛田さん、薔薇を受け取らないんじゃないかって思ったり……

勝倉: 返却!?

yuzuka: そんな気もしません?受け取るかな…あのテンションから、たった一話で受け取るところまで気持ちを持っていける気がしなくて……。あと、この予想にはちょっと違う考察も入っていて、毎回ウェブ記事がネタバレをしやがるんですよ!!ファイナルローズ前に、櫛田さん以外のメンバーがインタビューに答えているところをみると、「坂口さんではないかも?」と思っちゃう。

勝倉: そういうのもあるんだ!?

yuzuka: もし今回櫛田さんなら、今後のシーズンはあのような形のネタバレは辞めてほしいですね(笑)あとは、坂口さんのインスタな(笑)

勝倉: 見た見た(笑)

yuzuka: 「男同士でバーベキューうぇーい!」みたいな……。亜樹さんといる感じが見えない…(笑)

勝倉: たしかに。そういえば今回はスタジオトークも無いし、もしかすると、よほどのことがあったのかも?じゃあ、我々の予想は、「櫛田さんチョイスからの返却」で行きましょう。

yuzuka: 結果が楽しみですね。

バチェロレッテ3考察を通して、拗らせ婚活女子へ言いたいこと

yuzuka: いやあ、今回のバチェロレッテ、1時間では語り尽くせないほどにいろいろとありましたね。ただ、めっちゃ思ったのが、「こういう女性、婚活市場に山ほどいるよな」って。しかもね、今回は考察という目線で辛口にいろいろ言いましたけど、何度も言うように、あくまで亜樹さんは「バチェロレッテ」なんですよ。その辺の女性よりは明らかにレベルが高いし、極論、エンタメですから。何をしたって許されるわけです。

勝倉: そうだよね。

yuzuka: 一番怖いのは、婚活市場という超現実世界で、バチェロレッテでもないのに、亜樹さんと同じマインド、態度を表出させてる婚活女子が、死ぬほどいるということです!!あんたらはあかんよ、と。

勝倉: まじでウヨウヨいるよね。だからこそ今回のバチェロレッテがグロく感じた。最終的に思うのは、今回のバチェロレッテって「アプリ婚活感」のバリバージョンなんですよ。アプリという環境で勘違いをした女子を、そこまで本気ではない男たちが不自然に持ち上げる、みたいな構図にすごく近い気がしました。何が怖いって、バチェロレッテでもないのにあんなムーブをかまして続けて、中途半端にハイスペのまわりをうろついたりしていると、男性側は「1発ヤるだけヤっとくか」って、変に手を出してくるんですよね。

yuzuka: そう。現実世界ではとって食われちゃう。

勝倉: 食われるだけ食われて、そして酷い捨てられ方をしますよね。しかも彼女達はそういう経験を「ハイスペの彼氏がいた」と良いように脳内変換し始めるからますますタチが悪くて……。実際にはヤリ捨てられただけなのに、「自分はハイスペに選ばれる女なんだ」と、自己評価をバグらせちゃうわけですよ。そうやって拗らせた婚活女子は、いざ飯野さんみたいに愛のある、自分にもったいないような人に出会っても、「イイ人なんだけど物足りない。ドキドキできない」とか言い始めて、しっかり婚期を逃します。そんなんじゃあ幸せな結婚はできませんよ。

yuzuka: では、バチェロレッテでさえないのに関わらず、婚活で拗らせている自覚のある女性の状況は、どんな部分を変えていけば改善するのでしょうか?

勝倉: まずは結婚っていうのは、「選び選ばれる」ものなんだというのを、理解することですね。お姫様みたいに、ただ座って「私に選ばれたいなら、頑張って」みたいな受け身の姿勢でいると、いつまで経っても選ばれない。選ぶ前に、選ばれないといけない。そこを最低限意識する必要があると思います。

yuzuka: 確かに……。バチェロレッテというコンテンツがここまで婚活と繋がってくるとは思いませんでしたが、結果的に大変学びになりましたね。

勝倉: これを機に婚活女子は、自分自身を振り返ってみるといいかもしれません。

物議を醸したバチェロレッテ3の最終話配信は、明日7/11。日本中から注目される中、亜樹さんの旅はどのような形で幕を閉じるのか。我々もリアルタイムで、固唾を飲んで見守りたいと思う。

yuzuka

画像引用:Amazon Newsroom