【成婚インタビュー】元独身貴族、タワマンを買っても埋まらなかった、『孤独』とは

ナレソメ予備校を成婚退会し、幸せへの道を歩み始めたナレソメイトを紹介する成婚インタビュー。

今回スポットを当てるのは、お互い独身貴族になりかけていたというがっちゃん(29)×ようちゃん(29)夫妻。全く結婚願望の無かった2人が、「結婚」に踏み込んだきっかけとは。結婚そのものへの価値観を紐解きました。

「結婚願望は無かった」独身貴族をやってみて、気づいたこと

ーお二人が婚活を始めたきっかけをお伺いしてもよろしいですか?

がっちゃん:  私、もともと結婚願望が無かったんです。むしろ仕事をばりばりやって、一生独身貴族でいくぞ!って感じでした。周りに独身の友達も多くて、推し活をしたり飲みに行ったりするのが楽し過ぎて…。その頃は、結婚や恋愛を自分の人生に入れる隙なんて無いと思っていたんだと思います。だからその頃、夢だったタワマンも、自分のお金で買いました(笑)

自分のお金で良い家に住んで、まさしく理想の生活。でも、ふと「あれ?ひとりって寂しいぞ?」って思ったんですよね。いい家に住んでても、一人だと寂しい。その時初めて、「タワマンに住んでも、この心の穴は満たされないんだ…」と焦りました。その頃がちょうど28歳で、アラサーが近づいていたのもあって、「パートナーを探して、人生のステップをもう一段進むのもいいかもしれない」と思った。それが、婚活を始めたきっかけですね。

ようちゃん:  僕も、彼女と同じように、もともと結婚願望はありませんでした。でも、26歳の時に家族旅行に行ったとき、食中毒になってしまって(笑)その時は家族がいたから助かったんですけど、極度の体調不良の中で「これ、一人だったら生きていけなかったかも…」と怖くなりました。それが「結婚」について考えるきっかけになりましたね。

ー婚活をはじめて、結婚相談所にたどり着いた経緯を教えてください。

がっちゃん:  結婚相談所の存在は知っていたんですが、相談所で初対面の人と会って、そのままサクサクと結婚まで進むのが想像できませんでした。でも婚活を意識したのが28歳くらいの時だったので、「悠長なことを言っていられないな」とも思っていました。その頃にちょうどYouTubeでナレソメを知って、「あれ?普通に出会うよりいいのかも?」って、気持ちが変わって。でも、ナレソメを知るまではやっぱり「最後の砦感」があったな……。出会わなかったら、そのまま踏み出せなかったかもしれません。

ようちゃん:  僕も同じように、「最後の砦感」はありました。でも、結局それ以外に結婚する手段がイメージできなかったんですよね。もともとマッチングアプリをやっていたんですけど、あまりうまくいかなくて…。LINEのやりとりも何を話せばいいかわからないし、デートにこぎつけても、ギクシャクして上手くいかない。

ある日、土日の両方でデートのドタキャンが続いて……。実はその勢いで、結婚相談所に入会しました(笑)自分の中で「これ以上は無理だ…」と思っていたので、その決断が逆に良かったのかもしれません。最終的に入ったのはナレソメ以外の場所でしたが、僕もYouTubeでナレソメのコンテンツは知っていたので、決断ができたのはそのおかげもあったのかもしれません。「結婚するなら相談所の方がいいな」って、思えていたというか。

彼の印象は、「めちゃくちゃ良い人」。仮交際で印象に残っている鴨鍋デート

ーお見合いのきっかけは、どちらからでしたか?

がっちゃん:  私から申し込みました(笑)ナレソメで、「新規にはどんどん申し込みをしよう」というアドバイスがあったので、所謂『新規狩り』をした感じです。プロフィールの感じを見て、「この人とは合いそうだな」と思いました。

ようちゃん: 申し込みが来たときは素直に、「めっちゃ可愛い人だな」って思いました。どうしてもプロフィールでは写真が第一印象になっちゃうんですけど……。でも、あとからもう一度見直してみると、プロフィール文含めて「やっぱり良いな」と感じましたね。

ー最初のお見合いでの第一印象はどうでしたか?

ようちゃん:  「喋ってみたら、思っていたよりもしっかりした人だな」と思いました。会話が自然に進んで、時間があっという間に過ぎた感じでしたね。

実は僕のお見合いは彼女が初めてだったんですけど、それでも「この人だ!」って思っちゃったくらいでした。

がっちゃん: もう、本当に良い人で……。 少し話しただけで、穏やかで良い人だというのが滲み出ているんです。「絶対いい人や!」って思いました。会話も盛り上がって、「あっという間ですね」って。話していて、時間の無駄に感じたところが一切無かったんですよね。自然に、「次回もご飯に行きましょう」という話になりました。あとは、ナレソメメソッドである「スタバカード」のギフトを去り際に渡したら、めっちゃ感動してくれました(笑)

ようちゃん:  あのスタバカード、ずっと携帯に入れてます(笑)

がっちゃん:  かわいい(笑)完全に戦略勝ちですね(笑)

ー仮交際のデートで印象に残っているデートはありますか?

がっちゃん:  鴨鍋!その時に行ったお店が私の一押しのお店で、お見合いの時に鴨鍋の話をしていたので、どうしても彼に教えたくて連れて行きました。もう、それがめっちゃ楽しくて。一番大好きな美味しい料理と、優しい彼と過ごせて、めちゃくちゃ心が満たされました。その時は2回目のデートだったのですが、結婚観の話もできて……。「深い話は早すぎるかな」って、顔色を伺いながらだったんですけど、彼はすごく真摯に対応してくれて……。本当に有意義な時間で、記憶に残っています。

ようちゃん:  僕もその日かな……。結婚観など深い話ができたのがその日だったので、嬉しかったし、記憶に残っています。お気に入りのお店に連れて行ってくれたのも嬉しかった。

「穏やかなのに、男らしい」キュンとした、真剣交際のきっかけからプロポーズまで

ー真剣交際に踏み込んだきっかけは?

ようちゃん:  僕は結婚に求めていたのが、「家庭をうまく築いて、一緒にやっていける相手」だったので、彼女とは仮交際の時から結婚観や家庭像について話していました。その話ができたのが良かったし、彼女とのイメージが一致していたのも大きかったですね。

がっちゃん: 結婚したいと思ったのは、誠実に自分に対して「好き」と表してくれたからですね。

2回目と3回目のデートの間に電話で話していた時に、彼から「もう僕はお見合いや仮交際はしていないから、これからは一緒にいたい」と、はっきり言ってくれたんです。その時に、「すごい穏やかで優しい人なのに、男らしさも感じる!」と思って、キュンときました。そこで、彼が私のことを本当に大切にしてくれる人だと思って、電話の時に「真剣交際を見据えて、チェックリストを一緒にやりませんか?」と勇気を出して言ったんです。ちょっとドキドキして言ったんですけど、その時の彼の返事も、本当に素晴らしくて……!「そんな真剣な話を僕としてくれるんですか?ありがとうございます」って!心の綺麗な人だな、と思いましたね。想像を上回る返事をくれるから、さらにキュンときました(笑)

ようちゃん:  出会った頃から真剣交際については意識していて、自分の気持ちは決まっていたんですよね。でも、相手がそのタイミングでどう思っているかってのもあるので、「自分の気持ちは決まってるよ、あとは任せるよ」というスタンスでいくのが良いかなと思いました。チェックリストの話をしてくれたのは嬉しかったですね。彼女が勇気を出して声をかけてくれたのが伝わって、本当にありがたかったです。

ー真剣交際の期間はどれくらいでしたか?

がっちゃん: 約2ヶ月半くらいですね。真剣デートではおうちデートが多くて、仕事終わりや平日にも来てくれましたね。

ようちゃん:  おうちデートは…本当にドキドキしました(笑)。彼女の持ち家があることはプロフに書いてありましたが、家に行って初めてタワマンだと気づいて、めちゃくちゃ驚きました。ただ、実際に行くとすごく落ち着く空間で、彼女との結婚生活のイメージが湧きましたし、何より一緒にいることが自然で、ぴったりハマる感じだったんですよね。

がっちゃん:おうちデートで彼と一緒にご飯を食べたり話したりする中で、婚活の軸である「仕事を続けながら家事を協力していく」ことが、彼となら無理なくできそうだなと思えました。彼がしっかりサポートしてくれて、「全く違和感ないな!」と感じましたね。

ー懸念していた一人の時間がなくなることに、違和感はなかったですか?

がっちゃん:  それが、なかったんです。無理をしなくても一緒にいる空間を楽しめて、自分の時間も自立して過ごしていけるイメージが、彼とならできました。

ようちゃん:  早い段階から結婚観の話ができたのもあって、おうちデートを通してより結婚生活のイメージがつきましたね。なので、2人で暮らしていくことに全く抵抗はありませんでした。

ープロポーズについて教えてください。

ようちゃん: もともと彼女の希望は聞いていたので、それに合わせて予約をして準備しました。

がっちゃん:  私の理想のプロポーズは、「チャペルみたいなところで、とにかくロマンチックにしてほしい!」というものでした。ちょうど友達がチャペルでプロポーズをされたことがあって、それがすごく素敵だったので、憧れていて……。あとは、プロポーズの後にそのままバイバイするのが嫌だったので、「そのあと一緒に泊まれるようにしてほしい」という部分もお願いしました。結果、彼はそれを忠実に、全て叶えてくれましたね。

ー当日の心境はどうでしたか?

ようちゃん:  事前に下見にも行って準備していたのですが、やっぱり緊張しましたね……(笑)

実はちょっとしたハプニングもあって。ホテルにチェックインするとき、彼女の名前の漢字が出てこなかったんです(笑)今から結婚するのに!って、ちょっと焦りました。

がっちゃん:あれ、可愛かったな(笑)逆に 私はめっちゃ楽しみにしていて、ワクワクしかなかったです(笑)そして結果、プロポーズには本当に本当に感動しました。理想を上回るプロポーズをしてくれて……。「自分が夢見ていたものが現実になるなんて!」と、感動しましたね。

ようちゃん:  僕としても、彼女が喜んでくれているのが分かって、純粋に嬉しかったです。頑張って計画した甲斐がありました。

「ただいま」と言える幸せ。結婚は、「大それたものじゃない」。

ー成婚してから半年たった今、結婚生活はどうですか?

がっちゃん:  幸せです。結婚生活を通じて、自分のことだけを考えるのではなく、他者を思いやる気持ちや、感謝の気持ちが育ちました。2人で過ごしていく中で、自分のこだわりを押し付けずにコントロールするスキルも身についたと思います。結婚生活って、自分を成長させてくれるんですよね。結果、心配していた仕事にも、寧ろ良い影響がありました。

何より「ただいま」と言って家に帰ると家族がいる、それが本当に幸せだなって思います。

ようちゃん:  半年たってみると、ようやく生活も安定して、二人の関係も落ち着いてきた感じがしますね。最初は緊張していて、ドキドキが大きかったのですが、今はリラックスしてお互いをより受け入れられるようになった気がします。一緒にいる時間が、とにかく幸せです。

ー「結婚相談所」は、実際使用してみてどうでしたか?

ようちゃん: 僕は大手結婚相談所だったのですが、とくに大きな不満はありませんでした。ただ、それは僕自身にサポートしてほしいことがあまり無かったのが理由かもしれません。

でも実は、見えないところいろいろでサポートしてくれてたんだろうなって、今になって思います。僕自身ががっちゃんへの真剣度を仲人さんに伝えていたので。

がっちゃん: 私はナレソメ予備校でしたが、結論「フル活用させてもらったな」って思ってます。もともと婚活を始めた頃は拗らせているところがあって、素直に可愛げある振る舞いができない自分にやきもきしてるところがありました。でも、ナレソメでは小さなことでも仲人さんと壁打ちができるので、そのコミュニケーションを通して自分の棘がとれてきたり、自分にとって必要なものが明確になっていったんですよね。

婚活前はナレソメ用語でいうと「厳格女子」でしたが、ナレソメでの婚活を通して、本当に必要なものを教えてもらいました。あとはナレソメならではのものとして、「女子会」とか、横の繋がりがあったのも大きかったです。婚活だけではなくて、私生活や仕事に対する刺激ももらえた気がします。今でも飲みに行ったり、卒業後にも入れるyuzukaゼミでいろんな話をしたり……。大人になったらなかなか友達なんかできないから、貴重な財産です。

ー最後におふたりから、結婚を迷っている方へメッセージをお願いします。

がっちゃん: 私はもともと、結婚が凄くハードルの高いものだと感じていていました。だけどいい意味で、結婚って思ってるほど重いものじゃないと思うんです。

結婚したらこうしないといけない、妻として、家族として、こうならないといけない……。みたいに、全てを変えていかなくてはいけないと思っていたけど、意外とそうじゃなくて。

あなた自身の素を曝け出せて、それを愛してくれる人と結婚したら、自分自身を無理やり変化させなくてもいい。そのうえで、1人の時以上に充実した、2人での幸せな生活が送れる。結婚、意外とかたくるしいもんじゃないよって伝えたいかな。私自身、家ではIQ3みたいな会話しかしてないですし(笑)それが心地よいんですよね。

ようちゃん: 僕も、がっちゃんとかなり意見が近いかも。結婚ってそんな大それたもんじゃないよって、伝えたいですね。私の周りには、結婚せずに幸せな人も、たくさんいます。だから、「独身でいる」という選択も悪くはないと思う。でも、僕は結婚してよかった。

そういえば以前、父親に結婚した理由をきいたことがあるんです。父はかなりロジカルな人間なので、理由もきちんとしたものが返ってくるのかなって思って聞いたのですが、「寂しいから」って言われて。だけど、なんだかそれを言われて、しっくりきたんですよね。

結婚って、大それたもんじゃない。だけど、二人でいるともっと幸せなれる。悩んでいるなら僕は結婚、おすすめします。

ふんわりとした笑顔が素敵なようちゃんの横で、そんな笑顔を見てまた微笑むがっちゃん。2人の雰囲気は、「癒し系」そのもの。

そんな2人の最近の趣味は、「近所のお散歩」だそう。

日常に潜むささやかな幸せを共有しあう2人の様子が、目に浮かびます。

1人でも、幸せにはなれる。

だけど2人なら、もっと幸せになれる。

2人の思いが、悩める誰かの背中を押すことを祈って。

yuzuka

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